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2016/07/29 16:33【オセアニア・レポート】日銀が追加緩和決定!しかし、為替市場は円高に

[レビュー]

29日東京時間の外国為替市場は、円高の展開。一時、ドル/円は102.65円、豪ドル/円は77.40円、NZドル/円は73.00円へと下落しました。

注目を集めた日銀の金融政策決定会合では、追加の金融緩和を行うことが決定されました。ただ、その内容がETF(上場投資信託)の買い入れ増額(年間約3.3兆円から約6兆円へ)など最小限にとどまったことで、失望感から円買いが加速しました。

日経平均の終値は、前日比92.43円高の16,569.27円。日銀の金融政策発表後、一時1万6174円へと下落しました。その後は、マイナス金利の拡大見送りを好感した銀行株や保険株などにけん引されて、日経平均は下げ幅を縮小。結局、前日比プラスで取引を終えました。


[これからの展開]

市場では、日銀が本日の会合で、マネタリーベースの増額やマイナス金利の拡大、ETFの増額を決定するとの見方がありました。今回、追加緩和が決定されたと言っても、ETFの買い入れ増額など最小限のものにとどまりました。

足もとの円安は、日本政府の経済対策や日銀が大胆な追加緩和に踏み切るとの観測が背景にありました。日銀の追加緩和の内容が、欧米時間で改めて注目される可能性があります。その場合、円高圧力が加わりやすいかもしれません。

ただし、米国の4-6月期GDP(国内総生産)速報値が21時30分(日本時間)に発表あります。市場の関心は、日銀の金融政策から次第に米国の景気へと移るかもしれません。日銀の追加緩和の内容を材料視した円高は長続きしない可能性もあります。

(アナリスト 八代和也)

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