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2016/07/27 16:13【オセアニア・レポート】豪インフレ統計発表。RBAは8月2日の会合で、政策金利を据え置く可能性が高くなった!?

 [レビュー]

27日東京時間の外国為替市場は、円全面安の展開。日本政府の経済対策の規模をめぐる報道が、円売りの支援材料となりました。

「日本政府の経済対策の事業規模が27兆円になる」との報道を受けて、円安が加速。一時、ドル/円は106.50円、豪ドル/円は79.51円、NZドル/円は74.68円へと上昇しました。

その後、ドル/円は106円近辺へと押し戻される場面があったものの、安倍首相が福岡市内の講演で「経済対策の事業規模は28兆円超とする」と述べたと伝わると、ドル/円は一時106円近辺へと反発、クロス円も再び上昇しました。

日経平均の終値は、前日比281.78円高の16,664.82円。日本政府の経済対策が予想以上に大規模になるとの期待感が支援材料となり、上げ幅は一時438円に達しました。


[これからの展開]

豪州の4-6月期インフレ統計が本日(27日)発表されました。

CPI(消費者物価指数)は前年比+1.0%と、1-3月期の+1.1%から一段と鈍化し、1999年以来、17年ぶりの低い伸び。RBAがCPIとともに重視するとされる基調インフレ率(トリム平均と加重中央値の平均値)は同+1.5%と、1-3月期(+1.5%)と同じでした。

CPIと基調インフレ率は、いずれもRBAのインフレ目標(+2〜3%)を下回りました。

インフレ圧力の弱さは、RBAに対する利下げ圧力となります。RBAの今年5月の利下げは、1-3月期のインフレ率が予想外に低かったことが理由でした。

4-6月期のCPI上昇率が一段と鈍化したことで、RBAが次回8月2日の政策会合で、追加利下げに踏み切る可能性はあります。

ただし、基調インフレ率の上昇率は依然として低水準であるものの、1-3月期から鈍化しませんでした。また、RBAは5月の金融政策報告の中で、4-6月期のCPIを+1.0%、基調インフレ率を+1.5%との見通しを示していました。今回のインフレ統計の結果は、RBAの見通し通りとも言えそうです。

RBAが利下げを急ぐ必要性は低いと考えられます。8月2日の会合では、政策金利を据え置くかもしれません。


(出所:Bloombergより作成)

(アナリスト 八代和也)

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