市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2016/07/26 08:52“根拠なき楽観”が定着しつつあるマーケット!「まさかの坂」にはご用心!

[欧米市場レビュー]

25日の米株式市場は、リグ(油田掘削装置)稼働数の増加の影響でWTI原油価格が一時1バレル43ドル台を割り込んだこともあり、エネルギー株を中心に売られたこと、また今週発表される決算内容を見極めようとする様子見ムードもあり下落しました。

ドルインデックス(ドル指数)の上昇もやや一服し、前日比-0.13%となる97.28まで下落。ドル/円は105.74円まで下落し、クロス円通貨のNZドル/円、ポンド/円もそれぞれ73.88円、138.73円まで下落しました。

資源国通貨の豪ドルやカナダドルは、原油価格の下押しに対して連れ安となり、豪ドルは対円で78.95円まで、対ドルで0.7453ドルまで下落。カナダドル/円も79.95円まで下落しました。


[本日の相場見通し]

本日26日から27日の日程で米FOMCが開催され、その後28日から29日の日程で日銀金融政策決定会合が開催される予定です。

日米の中央銀行会合を控え、マーケットは材料待ちの様子見姿勢となることが予想されますが、まず先行して開催される米FOMCでは会合そのものよりもその後の声明文内容に耳目が集まります。

足もとの米経済指標や企業決算の好調さもあり、株式相場が堅調に推移する中、年内利上げ観測も一部で高まっています。その声明文においてタカ派的スタンスが強くなれば年内利上げ確率がさらに高まる可能性もあり、ドル買い要因となりそうです。

一方の日銀会合では、ヘリコプター・マネー期待論はやや落ち着き始めたものの、依然として追加緩和を期待する“根拠なき楽観”がマーケットの中で成長しているのも事実。週末の29日に、4月会合同様の「ゼロ回答」であった場合は失望売りや狼狽売りも含めた大きな変動も予想されます。

ドル/円の日足・一目均衡表では、ローソク足が先行スパン(いわゆる“雲”)を上抜くか否かの分水嶺と見ることができるため、引き続きファンダメンタルズ指標のみならず、テクニカル指標にも要注目です。

(チーフアナリスト 津田隆光)

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