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2016/07/25 15:52【オセアニア・レポート】市場はRBNZの8月の利下げをほぼ織り込み済み?

[レビュー]

25日東京時間の外国為替市場は、方向感に欠ける展開。朝方は、日経平均の上昇を背景に円売りが優勢となり、一時、ドル/円は106.69円、豪ドル/円は79.68円、NZドル/円は74.59円へと上昇しました。

その後、日経平均が上げ幅を縮小する中、円買い圧力が強まり、ドル/円やクロス円は反落。結局、22日NY終値近辺へと押し戻されました。


[これからの展開]

市場では、RBNZ(NZ準備銀行)が次回8月11日の政策会合で、追加利下げを決定するとの見方が強まっています。7月18日のNZの4-6月期CPI(消費者物価指数)の弱い結果や、19日にRBNZが住宅ローン規制を強化する措置を発表したこと、そして21日にRBNZが経済見通しで追加利下げを改めて示唆したことが要因です。市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)では、8月の会合で0.25%の利下げが行われる確率が96.3%織り込まれています(7月22日時点)。利下げの確率は7月15日時点では、69.8%でした。RBNZの利下げ観測が先週1週間で急激に高まったことが確認できます。

RBNZの8月の利下げ観測は、NZドルにとってマイナス材料です。ただし、上述のOISを参考にすると、8月の利下げはほぼ織り込まれたと見ることができます。利下げ観測を背景に、NZドルが下落する状況ではなくなりつつあるのかもしれません。「その次」の利下げがあるかどうかが、NZドルの新たな相場材料になりそうです。

(アナリスト 八代和也)

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