市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2016/07/25 09:32週後半にビッグイベントを控え、ドル/円は重要なテクニカルポイントが集中!

[欧米市場レビュー]

22日の米株式市場は上昇し、週間ベースでは4週連続の上げ、またS&P500は史上最高値を更新しました。

米株式相場の上昇に伴い、FRBの年内利上げ観測が再燃し、ドルが堅調に推移しています。ドルインデックス(ドル指数)が今年3月6日以来となる97.58まで上昇し、対円でも日銀による追加緩和観測期待の円売りフローもあり、底堅い値動きとなっています。

ドル/円は106.39円まで緩やかながら上昇し、クロス円通貨であるNZドル/円、トルコリラ/円もそれぞれ74.31円、34.81円まで上昇しました。

中国・成都でG20財務相・中央銀行総裁会議が行われ、24日に世界経済の成長を支えるため「金融、財政、構造改革の政策を各国が個別・総合的に総動員する」との共同声明を採択し、閉幕しました。

また英国のEU離脱については「世界経済の不確実性を増している」との懸念を示した一方で、「英国とEUが緊密なパートナーである姿に期待する」と、双方に協力関係の維持を呼びかける表明をしました。

為替相場に関しては「競争的な通貨の切り下げは回避する」との方針を改めて確認したものの、従前からのコンセンサスを再確認したに過ぎず、今週末に予定される日銀会合の足枷になるほどのインパクトは感じられませんでした。


[本日の相場見通し]

本日の東京株式市場は、週後半にかけて重要イベントが集中することもあり様子見主体のもみ合いでの展開となりそうです。一方で、政策期待が相場の下支え材料となる中、上値では利益確定の売りなどが出やすい環境と言えそうです。

ドル/円相場については、本日は材料に乏しい中、週末の重要イベントを睨んで底堅い展開が予想されます。今週の重要イベントは、26-27日の米FOMCと28-29日の日銀金融政策決定会合。

前者の米FOMCでは、7月利上げはほぼ見送られる見方が優勢となっていますが、声明文などでタカ派的な文言があればドル/円の上昇を後押しする形となりそうです。

後者の日銀会合では、ヘリコプター・マネーやそれに類する施策が実施されるのか否かがポイントとなっていますが、仮に4月時と同様“ゼロ回答”であった場合は大きな失望売りも警戒されるところ。

現在のドル/円は、日足・一目均衡表では、ローソク足が先行スパン(いわゆる“雲”)に接近していること、また90日移動平均線(≒107.66円)に接近していること、さらには5月高値と6月安値を結んだフィボナッチ61.8%ラインである106.58円付近であることから、非常に重要なテクニカルポイントが集中しています。本日も含め、週後半にかけての動きからは目が離せそうにありません。

(チーフアナリスト 津田隆光)

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

「市場調査部エクスプレス Todays'Flash!」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ