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2016/07/20 09:47エルドアン大統領が独裁色を強めることへの懸念が、トルコリラの不安材料に!?

[欧米市場レビュー]

19日の欧米時間の為替市場では、ドルが堅調に推移。一時、ドル/円は106.49円へと上昇し、豪ドル/米ドルは0.7476米ドルへと下落しました。米国の6月住宅着工件数が118.9万件と、市場予想の116.6万件を上回ったことが好感されました。

一方、ユーロは軟調。一時、ユーロ/円は116.56円、ユーロ/ドルは1.0997米ドルへと下落しました。ドイツの7月ZEW景況感がマイナス6.8と、市場予想(+9.0)に反してマイナスとなり、2012年11月以来の低水準を記録したことが、ユーロの下押し圧力となりました。

トルコ中銀は政策会合を開催。3つの政策金利のうち、1週間物レポ金利(主要政策金利)と翌日物借入金利をそれぞれ7.50%、7.25%に据え置く一方、翌日物貸出金利を9.00%から8.75%へ引き下げました。翌日物貸出金利の引き下げは政策金利の単純化措置の一環で、今回で5会合連続です。


[本日の相場見通し]

トルコのエルドアン大統領は、クーデター未遂事件後、計画に関与したとして軍幹部や裁判官、検察官などを拘束しました。その後、事件の首謀者とみなすギュレン師の支持者を一掃するとして、処分の対象を拡大。19日に、テレビ・ラジオ24局の免許を取り消すことを決定し、教育省は1577人の大学学部長の辞任を求め、約1万5000人の教育関係者を解雇しました。

エルドアン大統領は自身の権限を強化するため憲法改正を目指しています。市場では、憲法改正によって、エルドアン大統領が独裁色を強めることが懸念されてきました。

今回のクーデター未遂事件をきっかけに、エルドアン大統領が対抗勢力を一掃し、一段と独裁色を強めると懸念されています。トルコリラには、売り圧力が加わりやすい状況かもしれません。

本日は、米国の週間石油在庫統計が発表されます。その結果を材料に原油価格が変動する可能性があります。カナダドルなどの資源国通貨にも影響を与える可能性があるため、注目です。

(アナリスト 八代和也)

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