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2016/07/18 16:02【オセアニア・レポート】消費者物価指数を受けてNZドルがやや下押し!豪ドルは明日のRBA議事録に要注目!

[レビュー]

18日東京時間の外国為替市場では、東京株式市場が休場ということもあり、全般的に動意の乏しい相場展開となりました。

週末に発生したトルコのクーデター未遂事件については、トルコ政府が反乱勢力への制圧を拡大し、軍・司法関係者ら約6000人を拘束したと発表しています。トルコ主要都市における市民の様子は徐々に落ち着きを見せつつあり、普段の生活をし始める市民の姿がニュース映像等で映し出されおり、クーデターによる反乱勢力はほぼ鎮圧されたと捉えてよさそう。

一部情報では、反乱軍の大多数の下級兵士は今回のクーデターに関して高官より「演習」ということで動員されたとのこと。引き続きエルドアン大統領は今回のクーデターの企てについて、米国に拠点を置くイスラム教指導者のギュレン師の送還を米政府に要求しています。

これら材料は為替相場に与える直接的な動意とはならなかったものの、引き続きトルコの国内情勢には世界中の注目が集まります。

そんな中、本日NZの第2四半期消費者物価指数(CPI)が発表され、前期比・前年比ともに事前予想値よりも低かったこともあり、発表直後のNZドルは対円・対ドルともに下押ししました。NZドル/円は74.66円まで、NZドル/米ドルは0.7067ドルまで下がりましたが、その後はやや値を戻し、概ね横ばい基調での動きとなっています。


[これからの展開]

そのNZドルですが、今回発表されたCPIの結果については、来月11日に発表されるRBNZ(NZ準備銀行)オフィシャルキャッシュレートにも影響を与えそうです。

先般、スペンサーRBNZ副総裁が「さらなる利下げは金融安定性のリスクをもたらす可能性がある」と発言し、8月会合での利下げ判断に対して消極的な姿勢を示していましたが、本日発表されたCPI数値はその発言をやや後退させるものとなりました。

NZドルは対円・対ドルともに、上昇基調がやや一服したようなチャート形状となっているものの、特にNZドル/米ドルの週足・ボリンジャーバンドを見てみると、依然としてローソク足は+1σ〜+2σライン内を推移する「上昇バンドウォーク」を継続しており、下値はある程度限定的な動きとなりそうです。

一方で、そのNZドルに比べて相対的にやや出遅れ感のあった豪ドルは、特に対ドルでの堅調推移が続いています。豪ドル/米ドル・日足・ボリンジャーバンドではローソク足が+1σ〜+2σラインの間を推移する「上昇バンドウォーク」が継続しており、今後も緩やかな上昇基調が継続しそうです。

豪ドル/円の同チャートにおいても、ローソク足が+1σ〜+2σラインを推移する「上昇バンドウォーク」の初期段階とも取れる動きをしていますが、タイムフレームを週足・ボリンジャーバンドに移し替えてみると、依然ローソク足が21週移動平均線で頭を抑えられるような形となっています。

総合すると、豪ドル/円についてはやや上値の重い展開となりそうですが、明日19日日本時間10時30分に公表されるRBA(豪準備銀行)議事録の内容が足もとの相場動意となりそうです。

(チーフアナリスト 津田隆光)

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