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2016/07/15 16:35【オセアニア・レポート】18日、NZ消費者物価指数がNZドルの動意となりそう!

[レビュー]

15日東京時間の外国為替市場では、ドル/円がBrexitショックのあった6/24以来となる106円台を示現。日経平均株価も5営業日連続の前日比プラスとなりました。

引き続き「ヘリコプター・マネー」導入の憶測が円売り・株買いフローの追い風となっており、期待感先行の危うさもある中、マーケット参加者は今月末の日銀会合に対して楽観的な捉え方をしている向きが垣間見えます。

本日、中国の第2四半期GDPが発表され、前年比・前期比ともに事前予想を上回る結果となったこともあり、豪ドル・NZドルが対円・対ドルともに上昇しました。

発表直後の豪ドルは対円で81.48円まで、対ドルで0.7671ドルまで上昇、NZドルは対円で76.34円まで、対ドルで0.7187ドルまで上昇しました。豪ドルは、対円・対ドルともに5/3以来の高値を示現しました。

また、本日無料通信アプリを運営するLINEが東証1部に上場し、初値が4900円となり、公開価格(3300円)を上回る人気となりました。時価総額は1兆円を超え、IT企業としては今年最大のIPO(新規株式公開)となりました。


[これからの展開]

ドル/円やその他クロス円は円売り主導で値を伸ばす展開となっていますが、相場上昇の主体要因が「期待感」ということもあり、現状では限定的な動きになると予想します。

ドル/円については、5/30の高値である111.41円と、Brexitショック当日である6/24安値の98.76円を結んだフィボナッチ61.8%ラインである106.58円レベルが当面のポイントになりそう。同50%ラインの105.09円とともに、足もとの重要ラインとして意識する展開となりそうです。

豪ドル/円は、日足チャートではダブルボトムを形成しつつある状態にも見えますが、日足・一目均衡表ではローソク足が先行スパン(いわゆる“雲”)の中に入り込んでいる状態となっており、“雲”の上抜けにはもうしばらく時間経過が必要となりそうです。

一方で、豪ドル/米ドルは日足・一目均衡表では「三役好転」となっており、また日足・ボリンジャーバンドでも「上昇バンドウォーク」を示現していることから、緩やかな上昇トレンドが継続しそうです。

また、NZドル/円の日足チャートでは、豪ドル/円と同様ダブルボトムの形状を形成しつつあるものの、21日ボリンジャーバンド・+2σラインである76.86円付近ではやや上値の重い展開を予想。足もとは横ばい基調主体の動きとなりそうです。

一方で、NZドル/米ドルは、日足および週足の一目均衡表で「三役好転」を示現しており、非常に強いトレンドが継続するシグナルが出ています。日足レベルでは一旦小休止ともいえる値動きをしていますが、基本戦略は押し目買い方針がワークしそうです。

NZドルを見る上で重要な経済指標が、18日(月)に予定されているNZ第2四半期消費者物価指数(CPI)。当該数値は来月以降のRBNZ(NZ準備銀行)の金融政策にも影響を与えることが想定されるため、結果によってはNZドルが大きく変動することも予想され、大いに注目する必要があります。

(チーフアナリスト 津田隆光)

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