市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2016/07/15 08:59中国第2四半期GDPと豪ドルの動きに要注目!

[欧米市場レビュー]

14日の欧米株式市場は英FTSE以外は総じて続伸。NYダウ平均とS&P500が最高値を更新しました。米国では銀行を中心とした金融セクターの決算が本格化し、14日はJPモルガン・チェースの四半期決算が好調だったことで金融株を中心に買いが広がりました。

また、同日無料対話アプリを運営するLINEが上場され、終値が公開価格を上回り、情報技術(IT)企業としては今年最大規模のIPO(新規株式公開)となりました。また、政府の財政支出を中央銀行が対価なしで賄うヘリコプター・マネーを安倍首相が検討しているのではないかという憶測が本田悦郎駐スイス大使発言によってさらに膨らみ、株価の下支え材料となりました。

一方で、昨日開催されたMPC(英金融政策委員会)において、BOE(イングランド銀行)は政策金利を0.50%に据え置くことを決定し、0.25%への利下げを予想していた市場にとって予想外の結果となり、ポンドが主要通貨に対して買い戻されました。そのポンド/円は141.99円まで上昇し、その他ではドル/円が105.91円まで、豪ドル/円、トルコリラ/円がそれぞれ80.96円、36.56円まで上昇しました。


[本日の相場見通し]

本日の日経平均は、昨日の欧米市場の流れをくみ底堅い展開が予想されます。

昨日NY市場において上場された無料通信アプリを運営するLINEが、本日東証1部に上場予定となっており、事前の予想では公募増資による新株の発行と売り出しを合わせるとオファリング(国内外同時募集)総額は約1300億円に上るとされ、今年最大のIPO(新規株式公開)となる見通しになっています。

東証では来週19日に新興市場を対象とした初の上場先物となる東証マザーズ指数先物がスタートすることもあり、新たな投機マネーの流入先として国内外から注目を集めています。

昨今のマーケットではヘリコプター・マネーに関する憶測や期待感がやや一人歩きをしているような印象もある中、世界的なリスク選好ムードの高まりはしばらく相場の下支え材料となりそうです。

本日の注目経済指標は、日本時間11時に発表される中国第2四半期GDPと同21時30分に発表される米消費者物価コア指数および6月小売売上高。特に中国GDP結果はオセアニア通貨の動向にも影響を与えるため要注目です。

豪ドル/米ドルは現状、日足・ボリンジャーバンドでは+1σ〜+2σラインの間を推移する「上昇バンドウォーク」となっており、緩やかな上昇基調が継続しています。終値レベルで0.7634ドル(≒週足・+1σライン)を上回った場合は、上昇速度が加速する可能性もありそうです。

(チーフアナリスト 津田隆光)

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