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2016/07/14 09:20本日、注目のBOE政策金利発表!さらなるポンド安のトリガーに?

[欧米市場レビュー]

13日の米株式市場は小幅ながら4日続伸。S&P500とNYダウ平均がいずれも終値レベルで過去最高値を更新しました。

先進各国中央銀行による金融緩和策や米経済指標の好調が支援材料となっており、マーケット全般ではリスク選好ムード主体の動きとなっています。

一方で、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計で、減少幅が市場予想より小さかったこともありWTI原油相場が1バレル44ドル台後半まで下落し、エネルギー関連株が全般的に下落しました。

為替市場では円売りフローがやや一服といった感じとなり、概ね横ばい基調主体の動き。ドル/円は104円台前半での推移、豪ドル/円は79円台前半中心の、またNZドル/円は76円を挟んだ動きとなりました。ポンド/円はやや売られ、139円台から136円台まで下押しする展開となりました。


[本日の相場見通し]

本日の注目は日本時間20時に公表されるBOE(イングランド銀行)政策金利発表。

カーニーBOE総裁は、英国民投票によってBrexit(英国のEU離脱)が決定された後の6月30日のコメントにおいて、「(Brexitの影響に対処するため)BOEはおそらく数ヵ月の内に金融政策を緩和する必要がある」「英経済や金融システムを守るための行動について躊躇しない」「銀行への流動性供給オペを月1回ではなく、毎週実施する他、“他の多数の措置”を検討する」といった発言をしています。

ちなみに、本日のMPC(金融政策委員会)において利下げする確率は、昨日時点のOIS(翌日物スワップ)から算出した数値では82%となっています。本日の決定がさらなるポンド安のトリガーとなり得るのかどうか、大いに注目が集まります。

その英国では、テリーザ・メイ氏が故サッチャー氏以来となる英国史上2人目の女性首相となることが決定しました。早速組閣人事に着手し、外相にかつての首相候補であったボリス・ジョンソン氏を任命するというサプライズ人事も。その他では、キャメロン政権時の外相であったハモンド氏を財務相に、新設のEU離脱担当相に離脱派のデービス氏を任命しました。

いずれにしても、本日のBOEの決定は次週のECBや月末の日銀会合に対して影響を与えることは必至と見られ、マーケットに与えるインパクトは大きなものになりそうです。

(チーフアナリスト 津田隆光)

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