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2016/07/13 09:22ヘリマネ+バズーカ期待が当面の株高・円安基調を支える展開に?

[欧米市場レビュー]

12日の欧米株式市場は英FTSEを除いて総じて上昇。NYダウ平均は前日比+120.74ドルの18347.67ドルで取引を終え、2015年5月19日に付けた史上最高値(18312.39ドル)を約1年2カ月ぶりに更新しました。

英国の次期首相決定に伴う政治空白懸念の減退や、参院選で圧勝した安倍首相が月内をメドに10兆円規模の経済対策を策定していることなどが好感されました。

NY原油相場も過去3カ月で最大の上げとなり、国際商品相場も金以外は総じて上昇しました。ドル/円は104.96円まで、ポンド/円、トルコリラ/円はそれぞれ139.47円、36.29円まで上昇しました。コモディティ(商品)関連通貨と呼ばれる豪ドルも対円で80.34円まで、対ドルで0.7657ドルまで上昇し、NZドルも対円で76.77円まで、対ドルで0.7325ドルまで上昇しました。


[本日の相場見通し]

本日の日経平均株価は欧米株式市場の動きを受けて、堅調な展開となりそうです。

国内では、参院選の与党圧勝の余韻がまだ残る中、間髪入れずに都知事選を舞台にした与野党の戦いが再開する見込みとなっており、明日14日に公示、月末31日に投開票となる東京都知事選からも目が離せません。参院選の圧勝を受けた安倍首相が10兆円規模の経済対策やその他新施策を武器に野党勢力を返り討ちとするのかどうかにも注目が集まります。

その安倍首相ですが、11日に来日し、当日黒田日銀総裁と会見(公式には“表敬訪問”)したバーナンキ前FRB議長と昨日首相官邸で会談したとの情報が。一部報道では、浜田宏一内閣参謀参与からレクチャーを受けたバーナンキ前議長がアベノミクスのさらなる推進を勧めたといった情報も。

現在の株買い・円売りフローの要因の一つとなっているのは、バーナンキ前議長からの「ヘリコプター・マネー」の具体的な提案があったのではないかという市場の憶測ですが、おそらくは金融政策+財政政策+構造改革といった政策ミックスについて意見を聞いているというのが妥当な線と言えそうです。

28-29日の日銀会合までのしばらくの間は、ヘリマネ+バズーカ期待感が株高・円安基調を支えることになりそうです。

(チーフアナリスト 津田隆光)

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