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2016/07/11 15:40【オセアニア・レポート】日経平均株価の上昇に伴い、リスク選好主体の動きに!豪ドル/円・NZドル/円の目先のポイントは?

[レビュー]

11日東京時間の外国為替市場では、前日に投開票された参院選における自公与党の圧勝結果を受け、ドル高・円安の動きに。日経平均株価も、同じく参院選での自公圧勝や、先週末8日に発表された米6月雇用統計結果を受けた米株式市場の上昇もあり、一時700円以上の上げ幅を示現しました。(日経平均株価終値は前日比+601.84円の15708.82円)

東京時間のオセアニア通貨はクロス円を中心に堅調推移となり、東京時間午後3時過ぎ時点で豪ドル/円は77円台手前まで、NZドル/円は74円台手前まで上昇しています。豪ドル/米ドルは0.7575ドルまで上昇した後やや横ばいの動きに、またNZドル/米ドルはオープン時に0.7302ドルを付けた後、やや下押しの動きとなっています。

一方、ドル/円についてはスタートこそ静かな動きであったものの、後場に日経平均株価が上げ幅を拡大したこともあり、連れ高の動きで101円台後半まで値を伸ばしています。


[これからの展開]

今月2日に実施された豪総選挙において、一週間以上続いていた下院選の開票作業の結果がようやく判明しました。与党・保守連合(自由党・国民党)を率いるターンブル首相が勝利宣言を行い、野党・労働党のショーテン党首も敗北を認める形となりました。

豪ABCによると、下院(定数150)において与党・保守連合は10日時点で74議席を確保し、未確定5議席も含め、与党が過半数となる76議席を伺う展開となり、仮に過半数に届かない場合でも無所属議員の協力を得た上で政権を継続する運びとのこと。

一部で懸念された「ハングパーラメント」(宙ぶらりん議会)は何とか回避できたものの、保守連合は現有の90議席からの大幅減となり、ターンブル首相は今後難しい政権運営を迫られることになりそうです。

テクニカルチャートにおいて、足もとでは豪ドル・NZドルともに対ドルでは引き続き堅調な推移、対円ではやや上値の重い展開が予想されます。

豪ドル/米ドルでは今後緩やかな上昇トレンドとなりそう。また、NZドル/米ドルでは依然強気基調ではあるものの、足もとではやや買われ過ぎの修正もありそう。両通貨とも押し目買い方針がワークしそうです。

一方、豪ドル/円・NZドル/円ともに目先はボリンジャーバンド・21日移動平均線を強く意識する展開が予想され、豪ドル/円では77円台を終値レベルで突破するか否か、NZドル/円では73.65円を終値レベルでキープできるか否かがポイントとなりそう。

(チーフアナリスト 津田隆光)

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