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2016/07/08 16:02【オセアニア・レポート】RBNZの利下げ観測後退でNZドル堅調。21時半発表の米雇用統計に注目!!

[レビュー]

8日東京時間の外国為替市場では、円が強含み。一時、ドル/円は100.22円、豪ドル/円は75.05円、ポンド/円は129.60円へと下落しました。

浅川財務官は、為替市場について「ボラティリティが治まらない」との見解を示し、「投機的な動きがあればきっちりと対応する」と述べましたが、為替市場に大きな反応はみられませんでした。

RBNZ(NZ準備銀行)の利下げ観測の後退を背景に、NZドルも堅調。NZドル/米ドルは一時、0.7275米ドルへと上昇しました。RBNZ(NZ準備銀行)のスペンサー副総裁は7日、NZの住宅市場の不均衡拡大に懸念を示し、「一段の利下げは、金融安定へのリスクをもたらす可能性がある」との見解を示しました。

市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)では、RBNZが次回8月11日の会合で政策金利を据え置く確率が51.5%、0.25%の利下げを決定する確率が48.5%織り込まれています(7日時点)。6日時点では、据え置きが31.3%、0.25%の利下げが68.7%の確率でした。


[これからの展開]

日本時間本日(8日)21時30分に米国の6月雇用統計が発表されます。

FRB(米連邦準備理事会)には「物価の安定」のほか、「雇用の最大化」の責務もあるため、雇用統計はFRBの金融政策決定に大きな影響を与えると言われます。雇用統計は、市場で最も注目される経済指標のひとつです。

前回6月3日に発表された雇用統計(5月分)は弱い結果となり、それを受けて市場ではFRBの利上げ観測が後退。雇用統計発表後にドル安が進みました。

市場の金融政策見通しを反映するFF金利先物が織り込む、FRBが年内に政策金利を据え置く確率は7月7日時点で88.2%、利上げの確率は11.8%しか織り込まれていません。市場では、FRBの政策金利は年内据え置きとの見方が有力です。

今回の雇用統計の市場予想は、非農業部門雇用者数が前月比18万人増、失業率が4.8%。堅調な結果になれば、FRBの年内利上げ観測が再浮上する可能性もあります。その場合、米ドルが買われるかもしれません。反対に雇用統計が弱い結果になれば、“FRBの利上げ観測が一段と後退→米ドル売り”の流れになる可能性があります。米ドル売りは、とりわけRBNZの早期利下げ観測が後退したNZドルに対して進みやすいかもしれません。

(アナリスト 八代和也)

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