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2016/07/08 08:58本日、注目の米雇用統計!結果良好でもドル/円の上昇は限定的?

[欧米市場レビュー]

7日の欧州株式市場は総じて上昇しましたが、米国株式市場はNYダウ平均とS&P500は前日比マイナス。NASDAQは前日比+0.36%となりました。

NY時間に原油先物が在庫減少幅が予想より小幅だったことが嫌気されて下落し、1バレル48ドル台から一時45ドル割れ水準まで下落。NY市場ではエネルギー関連銘柄を中心に売られる展開となりました。

また、同日米6月ADP雇用統計が発表され、事前予想数値(16万人)を超える結果(17.2万人)となったものの、為替市場、株式市場とも反応薄。8日の6月米雇用統計結果を見極めようとする動きも見られ、ドル/円は100円台後半を中心とした値動き、その他クロス円も上値がある程度抑えられる動きとなりました。

アジア時間、スペンサーRBNZ副総裁による利下げに関する消極的な発言を受けて上伸したNZドル/米ドルですが、海外時間においても堅調な動きが継続し、一時0.7235ドルまで上昇しました。


[本日の相場見通し]

本日の注目指標は米6月雇用統計。

事前予想では、NFP(非農業部門雇用者数)が18万人増となっていますが、5月の同数値が予想外に下振れしたこともあり、マーケット参加者は神経質になっているとの見方も。

ロイターによると、ドル/円が上方に反応するためにはNFPが20万人以上の増加、平均時給の伸びが前月並みの0.2%かそれ以上を上回る必要があるとのこと。

ただし、英国民投票の結果に伴う英不動産ファンドの問題のみならず、イタリアの銀行の不良債権問題など欧州金融情勢の不透明感が強まる中、足もとでは年内米利上げ確率も低下しており、米6月雇用統計数値が予想を上回っていたとしても、ドル/円の上昇は限定的なものになりそう。

引き続きドル/円の上値は重く、下値に関しては100円を強く意識する相場展開となりそうです。

(チーフアナリスト 津田隆光)

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