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2016/07/07 09:33ドル/円は100円ラインを強く意識する相場展開に!

[欧米市場レビュー]

6日の欧米株式市場では、欧州市場が全般的に下落基調で取引を終えたのに対し、NY市場は序盤下落、中盤より反発して取引を終えました。

米株が反発した材料の一つが米6月ISM非製造業景況指数。同指数が事前予想を上回り、7ヵ月ぶりの高水準となったことが市場に好感されました。

また、同日公表された6月FOMC議事録において米利上げがさらに先送りされるのではとの市場の見方も株価を押し上げる材料となりました。

その議事録の中で、6月の米利上げ判断については英国民投票の結果を待つのが賢明との姿勢を示したことに加え、「1-2本の労働市場関連の統計に過剰反応するのは避けた方が良いとの認識」で一致したこと、また最近の雇用データの意味合いを「不透明」と捉えたことなどが、利上げに対してより慎重な姿勢を示しているとの印象を与えました。

ドル/円は欧州時間に一時100.18円まで下押ししたものの、NY時間には101.46円まで回復し、その他クロス円も全般的にNY時間終盤にかけて値を戻す動きとなりました。


[本日の相場見通し]

Brexitショックの第2波として混乱の兆しを見せる英不動産ファンド問題。

23日の国民投票以降、解約を停止した資産運用会社は6日までに7社に上り、金額としては180億ポンドとなり、2008年の金融危機以降で最大となっています。

ポンドは対ドルで大幅下落し、1985年以降で初めて1.28ドルを割り込む場面もあり、引き続き英国からの資産流出懸念やBOE(イングランド銀行)の利下げ観測などが売り材料となっています。

ただし、これら不動産価格の下落やポンド安は負の側面だけではなく、英国のEU離脱問題に揺れる英経済にとってのポンド安はまさに「干天の慈雨」となり得る面も抑えておく必要があります。

その証左こそが、昨日こそ下落したものの、ポンド安の恩恵を受けている英株価指数であるFTSE100で、同指数は足もとにおいて年初来高値を更新しています。今月14日のMPC(英中銀金融政策委員会)では金融緩和施策が想定されていることもあり、ポンド安はしばらく継続すると捉えた方がよさそうです。

一方で、ドル/円の喫緊の注目ポイントは100円ライン。米著名投資家で、直近のマーケット予想をズバリ的中させているラリー・ウィリアムズ氏がその6月20日のレポートで示したのが、ドル/円ターゲットプライス=100円。

足もとのドル/円相場は100円ラインを大いに意識した相場展開となりそうです。

(チーフアナリスト 津田隆光)

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