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2016/07/04 15:30【オセアニア・レポート】RBAが5日に政策金利を発表。豪総選挙は週末に勝敗つかず、「ハング・パーラメントの可能性」も!?

[レビュー]

4日東京時間の外国為替市場では、日経平均の上昇を背景に、円が軟調に推移。一時、米ドル/円は102.79円、NZドル/円は76.99円、ポンド/円は136.63円へと上昇しました。日経平均の終値は、前営業日比93.32円高の15,775.80円でした。

2日に実施された豪州の総選挙の下院選では、与党の保守連合(自由党と国民党)と最大野党の労働党が接戦。週末に勝敗が明確になりませんでした。開票作業は中断しており、5日に再開される見込みです。結果の確定は5日以降に持ち越しとなりました。

開票作業中断前の段階では、下院の定数150のうち、保守連合が65議席、労働党が67議席、緑の党が1議席、無所属が4議席を獲得。13議席が未確定です。保守連合と労働党のいずれも過半数の76議席に届いておらず、「ハング・パーラメント(宙ぶらりんの議会)」になる可能性があります。過半数を獲得するため、両党は無所属議員を取り込む多数派工作をそれぞれ開始しました。


[これからの展開]

RBA(豪準備銀行)が5日、政策金利を発表します。RBAは今年5月の会合で0.25%の利下げを決定。前回6月の会合では政策金利を過去最低の1.75%に据え置きました。

今回については、5月の利下げの効果や、英国民投票後の金融市場の動揺の影響などを見極めるため、政策金利を「据え置く」とみられます。市場予想は「据え置き」です。

政策金利が据え置かれた場合、最大の注目点は声明における先行きの金融政策に関する文言になりそうです。6月の声明では、「入手可能な情報や、5月の会合で金融政策を緩和したことを踏まえると、理事会は、今回の会合で政策スタンスを維持することが、持続可能な経済成長とインフレの目標水準への回復と一致していると判断した」にとどめ、先行きの金融政策に関する指針が示されませんでした。

ただし、市場では、RBAは8月の会合で追加利下げに踏み切るとの観測が根強くあります。市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)では、RBAが7月の会合で利下げを決定する確率が13.1%ですが、8月まででは60.4%へと上昇します。

今回の声明が、近い将来の利下げを感じさせる内容だった場合、8月の利下げ観測が一段と高まり、豪ドルが下落する可能性があります。一方、声明が前回から大きな変化がなければ、8月の利下げ観測が後退するとみられます。豪ドルが上昇しそうです。

(アナリスト 八代和也)

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