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2016/07/04 09:11豪総選挙、稀に見る大接戦に!豪ドルは国内政局に左右される展開となりそう

[欧米市場レビュー]

1日の欧米市場では、株式市場が底堅く推移しました。

NYダウ平均が前日比+0.11%、S&P500およびNASDAQがぞれぞれ同+0.19%、+0.41%となりました。独DAXが前日比+0.99%、英FTSE100が同+1.13%となり、英FTSE100は年初来高値を更新しました。

英国のEU離脱問題に伴う混乱が一服し、また各国中央銀行がその影響を抑えるための対策を講じるとの期待感がその背景と言えます。ただし、為替市場への反応は限定的でドル/円は102円台ミドル近辺で、ユーロ/円は114円台を挟んだ展開に、また豪ドル/円・NZドル/円はそれぞれ76円台後半付近、73円台ミドル付近を往ったり来たりの展開となりました。

一方で対ドル通貨は堅調に推移し、ユーロ/ドルは1.1166ドルまで、また豪ドル/米ドル、NZドル/米ドルはそれぞれ0.7499ドル、0.7195ドルまで値を伸ばしました。


[本日の相場見通し]

2日に行われた豪総選挙では、与党連合と野党・労働党との稀にみる大接戦となり、週末に決着がつかず集計作業が5日まで持ち越される事態となっています。

豪国民の既存政治への反発は根強く、長年の与野党の対立に嫌気がさした国民は安定を求める一方で、ポピュリスト的な少数政党を志向する動きも見られます。

今後、キャスティングボートを握る無所属議員の取り込みが活発となる見込みですが、多数派工作に失敗した場合にはハングパーラメント(宙ぶらりん国会)になることも想定されるため、今後の国内政局の動きには注目が必要です。

投票の集計作業には数日、長ければ数週間かかるとみられており、また政局の先行き不透明感もあり豪ドルや豪株に売り圧力がかかる可能性もあり、豪国債のトリプルA格付けも危ぶまれる可能性も。

本日は米株式市場市場が独立記念日で休場のため、マーケットの動意も乏しくなりそうですが、豪ドルの動きは集計作業の進捗とともに国内政局の動きに左右される展開となりそうです。

(チーフアナリスト 津田隆光)

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