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2016/06/30 09:11Brexitショックが一巡!? 再びマーケットの焦点は米利上げに

[欧米市場レビュー]

29日の欧米市場では、NYダウ平均が前日比+1.64%、S&P、NASDAQはそれぞれ+1.70%、+1.86%に、またドイツの株価指数であるDAXは+1.75%と軒並み上昇しました。

中でも英FTSE100は前日比+3.58%の大幅上昇となり、英国民投票が行われた23日の終値を上回り、4月21日以来の高値となりました。

この背景には、先週末に行われた英国民投票における「Brexitショック」が一巡し、足もとの下げ材料が一時的に消化されたこと、また下げ過ぎの反動を狙う“バーゲンハント”(=安値拾い)が広がったことなどが要因とされています。

為替市場では、ドル/円は102.91円まで上昇したものの、その動きは限定的。ドル以外の通貨は総じて高く、ユーロ/ドルが1.1128ドルまで、豪ドル/米ドル・NZドル/米ドルがそれぞれ0.7451ドル、0.7135ドルまで上昇しました。

クロス円通貨も、ユーロ/円が114.48円まで、ポンド/円が138.98円まで、また豪ドル/円・NZドル/円・トルコリラ/円はそれぞれ76.61円、73.21円、35.56円まで上昇しました。


[本日の相場見通し]

本日の日経平均株価は、海外市場の動きを受け底堅い展開で推移しそう。

英国民投票後初の開催となったEU首脳会議において、英国はEU離脱に関する正式協議を9月に先送りしたことで、足もとでのさらなる混乱はひとまず回避できたとの受け止め方をされています。

マーケットの焦点は再び米利上げ時期に移りそうですが、FRBの利上げ判断の基本スタンスは“ビハインド・ザ・カーブ戦略”(=意図的にタイミングを遅らせる、先送りする戦略のこと)とされている中、年内利上げ回数や時期に関する思惑や予想が今後のマーケットの動意となりそうです。

本日の経済指標では、英第1四半期GDPとEU6月消費者物価指数速報値、そして米6月シカゴ購買部協会景気指数が予定されています。

一方で、テクニカル的には、ドル/円およびクロス円通貨の多くの日足チャートでは依然上値が重い形状を示唆しているため、これら通貨の“バーゲンハント”(=安値拾い)は短期的なトレード戦術として捉えた方がいいのかもしれません。

(チーフアナリスト 津田隆光)

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