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2016/06/29 09:04リスクオフ巻き戻しも、ドル/円・クロス円は戻り売り狙いが得策?

[欧米市場レビュー]

28日の欧米市場では、英国のEU離脱(ブレグジット)に伴う急激な売りポジションに対する利益確定の動きもあり、外国為替市場ではポンドとユーロが対ドルで反発しました。

また、リスク回避ムードの和らぎもあり、相対的安全通貨とされている円が売られ、全般的に円売りフローが進みました。

ドル/円は102.81円まで、またユーロ/円・ポンド/円はそれぞれ113.83円、137.42円まで上昇。豪ドル/円・NZドル/円はそれぞれ75.87円、72.49円まで上昇し、トルコリラ/円は35.49円まで上昇しました。

そのトルコ・イスタンブールのアタチュルク国際空港でテロと想定される大きな爆発が3回起こり、3人が自爆、少なくとも28人が死亡するという事件が発生しました。今のところ、この事件に伴うトルコリラの動きは限定的ですが、今後も引き続きトルコ国内の地政学的リスクの高まりが懸念されます。


[本日の相場見通し]

本日の東京株式市場では、昨日の海外市場の流れを引き継ぎ、日経平均株価の続伸が予想されます。

市場では引き続き、国民投票において決定された英国のEU離脱(ブレグジット)に伴う各種の影響について斟酌(しんしゃく)するような相場展開となる見込みです。

そんな状況下、28日からブリュッセルでEU首脳会議(欧州議会)が英国民投票後初めて開催され、独・メルケル首相が「(EU離脱を決めた英国に)いいとこ取りは許されない」との厳しい見解を示し、またユンケル欧州委員長が議場にいるファラージュ英独立党(UKIP)党首に「なぜここに(EU離脱を主導した張本人である)君がいるのだ」と詰め寄る場面もあり、今後EUと英国との関係の難しさを改めて浮き彫りにする形となりました。

しばらくはブレグジットに伴う余波に左右される相場展開が継続しそうです。

全般的にリスクオフの巻き戻しの相場展開となっていますが、ドル/円やその他クロス円通貨のチャート形状は依然上値が重い展開を示唆しており、トレードの基本姿勢は戻り売り狙いが得策なのかも知れません。

(チーフアナリスト 津田隆光)

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