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2016/06/03 09:06イエレン発言後の米雇用統計に要注目!

[欧米市場レビュー]

2日の欧米市場では、米ADP5月雇用統計の結果が前回値を上回ったことで、足もとの雇用情勢は堅調であるとの見方から株式相場は上昇。NYダウ平均は48.89ドル高となり、S&Pに至っては7ヵ月ぶりの高値を付けました。

ドル/円は一旦108.50円まで下落した後レンジ推移に、その他通貨も概ね狭い範囲内でのレンジ推移となりました。

ECB理事会では事前予想通り主要政策金利は据え置き。またギリシャ国債の資金供給オペ(TLTRO)適格担保への特例措置は見送られました。

また、注目されたOPEC総会では、結局生産枠変更協議は物別れに終わり、サウジアラビアとイランの対立構造が改めて浮き彫りになりました。

この結果を受け、WTI原油先物市場は一時1バレル48ドル台まで下落したものの、その後上昇し
49ドル台を回復。資源国通貨に大きな影響を与えるまでの材料とはなりませんでした。


[本日の相場見通し]

本日の注目は、米5月雇用統計。

事前予想では、非農業部門雇用者数(NFP)16万人、失業率4.9%となっていますが、先月公表された米労働省月次報告書において、米通信大手ベライゾンのストの影響もあり、NFPが少なくとも3.5万人下押しする可能性も取り沙汰されています。

先般のイエレンFRB議長のタカ派発言もあり、早期利上げ観測が高まっている中で発表される雇用統計結果は、いつもの月以上に相場の動意となりそうです。

ドル/円の上振れ・下振れのメドとしては、21日ボリンジャーバンドを基準にすると、-2σ〜+1σ(≒107.60〜110.30円)程度と想定します。米雇用統計以外では、日本時間本日23時の米5月ISM非製造業景況指数の結果数値にも注目が集まります。

(チーフアナリスト 津田隆光)
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