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2016/06/02 08:46ECB理事会とOPEC総会が相場の動意となりそう!

[欧米市場レビュー]

1日の欧米市場では、安倍首相が消費増税の再延期を正式に表明したものの、新たな景気回復への具体案が見えなかったこと、また日銀による追加の金融緩和への期待感の後退等もあり、円買い主導によるドル安・円高基調となりました。

ドル/円は一時109.06円まで下落し、その他クロス円では豪ドル/円が78.96円、NZドル/円は74.17円、トルコリラ/円は36.90円までそれぞれ一時下落しました。

その後、NY時間に発表された米5月ISM製造業景況指数が事前予想値を上回るとともに好不況の分かれ目とされる50を3ヵ月連続で上回ったことが好感され、ドル/円がやや持ち直す動きとなりました。


[本日の相場見通し]

本日の注目は、ECB理事会とその後に行われるドラギECB総裁の定例会見内容。政策金利は据え置かれる見通しですが、今回の理事会のポイントは資金供給オペ(TLTRO)の担保としてギリシャ国債の受け入れを再開するか否か。事前予想では今回は見送られる公算ですが、その決定に注目が集まります。

もう一つの注目はウィーンで開かれるOPEC(石油輸出国機構)総会。最新の情報では、サウジアラビアが生産枠上限設定を支持しているとのことですが、上限を巡る協議は過去にも決裂していることから、今回も失敗に終わる可能性も。

今回の総会で協調行動ができない場合は原油価格の下落は避けられそうになく、資源国通貨の動きにも影響を与えそうです。

(チーフアナリスト 津田隆光)

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