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2016/06/01 16:17【オセアニア・レポート】乳製品オークション本日開催、NZドルが反応する可能性あり

[レビュー]

1日東京時間の外国為替市場は、豪ドル買い・NZドル買い後、円買いの展開。

午前は、豪ドルとNZドルが堅調に推移。一時、豪ドル/円は80.74円、豪ドル/米ドルは0.7297米ドルへと上昇しました。豪州の1-3月期GDPが前期比+1.1%、前年比+3.1%と、ともに市場予想の+0.8%、+2.8%を上回ったことが、好感されました。

また、NZドル/円は一時75.33円、NZドル/米ドルは一時0.6809米ドルへと上昇しました。同じオセアニア通貨である豪ドルの上昇のほか、NZの1-3月期の交易条件指数の改善が支援材料となりました。交易条件指数は前期比+4.4%と、市場予想の+1.0%を上回りました。

ただ、午後に入り、日経平均が下げ幅を一時300円超に拡大すると、市場は円買いへ。一時、豪ドル/円は79.77円、NZドル/円は74.45円へと値を下げ、経済指標発表後の上昇幅を超える下落となりました。


[これからの展開]

本日18時に安倍首相が消費税増税の延期を正式発表する予定です。本日の東京市場の反応を受けて、欧米市場がどう反応するか注意が必要かもしれません。

本日、月に2回開催される乳製品電子オークション(GDT)があります。

乳製品は輸出全体の約3割を占めるNZ最大の輸出品であり、その価格動向はNZ経済に影響を与え、またRBNZ(NZ準備銀行)も注視しています。

RBNZが昨年実施した4回の利下げは、乳製品価格の下落による国内の経済見通しの悪化が一因でした(今年3月の利下げは、国内のインフレ期待の低下が要因)。そのため、乳製品価格の下落は、先々の利下げにつながる可能性があります。

市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)では、RBNZが次回6月9日の会合で、政策金利を2.25%に据え置く確率が73.7%、0.25%の利下げを決定する確率が26.3%織り込まれています(5月31日時点)。市場では、据え置きとの見方が有力です。

乳製品国際価格の指標とされるGDT価格指数は、前回5月17日のGDTで674と、5月3日の656から上昇しました。GDT価格指数が本日のオークションで一段と上昇すれば、RBNZの6月追加利下げ観測が後退し、NZドルが上昇する可能性があります。

GDT価格指数(乳製品価格)

(出所:GDT)

(アナリスト 八代和也)

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