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2016/05/30 16:04【オセアニア・レポート】豪ドル/米ドルはレンジの動きも、注意が必要か

[レビュー]

30日東京時間の外国為替市場では、米ドルが堅調に推移。一時、ドル/円は111.29円へと上昇し、豪ドル/米ドルは0.7148米ドル、NZドル/米ドルは0.6676米ドルまで下落しました。FRB(米連邦準備理事会)のイエレン議長が27日の講演で、「今後数か月以内に利上げすることがおそらく適切となる」と述べたことで、FRBの早期利上げ観測が高まりました。

日経平均の終値は、前営業日比233.18円高の17,068.02円。終値では、4月27日以来、約1か月ぶりの高値をつけました。ドル/円の上昇のほか、消費税増税の延期観測、財政出動への期待感が、支援材料となりました。


[これからの展開]

豪ドル/米ドルは5月24日、一時0.7146米ドルへと下落し、2か月半ぶりの安値を記録しました。その背景として、RBA(豪準備銀行)の追加利下げ観測や、鉄鉱石価格の下落が挙げられます。

市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)では、RBAが8月までに利下げを行う確率を51.9%織り込み、利下げの確率は11月までで68.6%へと上昇します(5月27日時点)。鉄鉱石価格は先週、約3か月ぶりの安値をつけました。豪ドル/米ドルには、引き続き下落圧力が加わりやすい状況と言えそうです。

一方で、豪ドル/米ドルは5月24日以降、0.71米ドル台半ばから200日移動平均線のレンジで、上下を繰り返しており、目先の方向感をやや失っているようにも見えます。

ただ、27日のイエレンFRB議長の講演をきっかけに、今後米ドル買い圧力が強まるかもしれません。豪ドル/米ドルは5月24日安値の0.7146米ドルを下回る可能性があります。その場合、0.7104米ドル(3月1日安値)が次の下値メドとなりそうです。

豪ドル/米ドル(日足、2016/1/4〜)

(出所:M2J FX Chart Square)

(アナリスト 八代和也)

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