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2016/05/26 14:45【オセアニア・レポート】乳価支払い見通しが予想を下回りNZドル下落、対米ドルの下値の目安は!?

[レビュー]

26日東京時間の外国為替市場では、円が堅調に推移。一時、ドル/円は109.38円、豪ドル/円は78.29円へと下落しました。特に円買いにつながる材料はなく、短期筋による対ドルでの円買い(=ドル/円の売り)仕掛けとみられます。そして、ドル/円の下落がクロス円へと波及しました。

NZドルは軟調。NZドル/米ドルは一時0.6696米ドルと、約2か月ぶりの安値を記録、NZドル/円も下落しました。NZ乳業最大手のフォンテラによる酪農家への乳価支払い見通しがアナリスト予想を下回ったことが、NZドルの下押し圧力となりました。


[これからの展開]

フォンテラは本日、2016/17年度(2016年6月〜17年5月)の酪農家への乳価支払い見通しを発表。乳固形分1キロ当たり4.25NZドルと、2015/16年度の3.90NZドルから引き上げたものの、アナリスト予想の4.60〜4.80NZドルを下回りました。フォンテラは、乳価支払い見通しに影響を与えている要因のひとつにNZドル高を挙げました。

乳製品は、輸出全体の約3割を占めるNZ最大の輸出品です。その価格動向は経済全体に影響を与え、RBNZ(NZ準備銀行)も注視しています。RBNZは昨年4回の利下げは、乳製品価格下落による経済見通しの悪化が理由でした(*今年3月の利下げは、インフレ期待の低下が理由)。

そのため、NZドルは乳製品価格の動向や、フォンテラの酪農家への乳価支払い見通しに反応しやすいという特徴があります。

フォンテラによる乳価支払い見通しが、欧米市場でも材料視されて、NZドルには一段の下押し圧力が加わる可能性があります。その場合、NZドル/米ドルは200日移動平均線が目先の下値の目安になりそうです。200日移動平均線は25日時点で、0.6651米ドルに位置します。

NZドル/米ドル(日足、2015/12/29〜)

(出所:M2J FX Chart Square)

(アナリスト 八代和也)

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