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2016/05/19 09:18豪雇用統計と南ア政策金利発表に要注目!

[欧米市場レビュー]

18日の欧米市場では、4月26・27日に開催した米FOMC(連邦公開市場委員会)議事録が公表され、「今後入手されるデータが景気改善を示せば6月に利上げする可能性がある」としたことから、ドルが主要国通貨に対し強含み、ドルインデックス(ドル指数)も4月22日以来となる95.23まで上昇しました。

多くの市場参加者は、前回の声明文の内容では6月会合において利上げを実施する公算は小さいと想定していたところ、「4-6月に経済成長が加速し、労働市場が引き続き強まり、インフレが2%目標へ向け進捗を見せた場合、6月に利上げをすることが妥当となる公算が大きいと参加者の大半が判断した」とのことで、景気回復次第では6月、もしくはその後まもなくの利上げを可能にしたいとFRBが望んでいることを示唆する形となりました。

ドル/円は強含み、4月28日以来の110円台を突破し、その他クロス円はストレート通貨の下落もあり往って来いの展開となりました。また、英夕刊紙が実施した英国のEU離脱問題(Brexit)に関して、残留派が18pリードしていることが明らかとなり、ポンドは主要国通貨に対して上昇。対円でも4月28日以来の160円台を示現しました。


[本日の相場見通し]

本日の注目は、豪雇用統計と南アフリカ(SARB)の政策金利発表。

先月の豪CPIの低下を受け、追加利下げの可能性が取り沙汰されていることで下降トレンドが続いている豪ドル/米ドルですが、注目ポイントは、今年1月20日に付けた安値である0.6826ドルと、4月21日高値の0.7836ドルを結んだフィボナッチリトレースメント・61.8%押し水準が0.7212ドル。

重要な下押しライン近辺を付けている豪ドル/米ドルの反発材料になるのか、さらなる下押しトリガーとなるのかの材料として、本日の豪雇用統計は重要となります。

4月豪雇用者数の事前予想は1万2000人(前回値:2万6100人)、4月失業率の事前予想は5.8%(前回値:5.7%)となっており、次回のRBA理事会における政策金利決定にも少なからず影響を与えそうです。

一方の南アフリカについては、国内政治の混乱等が取り沙汰されている中、南アフリカランド/円は概ね横ばい基調主体の動きとなっています。
政策金利による動意は通常少ないと目されていますが、週足・ボリンジャーバンドの-2σラインである6.85円レベルをキープできるのかどうかに注目が集まります。

(チーフアナリスト 津田隆光)

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