市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2016/05/17 15:59【オセアニア・レポート】RBA議事録を受けて豪ドルが上昇、ポンドも堅調

[レビュー]

17日東京時間の外国為替市場は、比較的静かでした。ただし、109円ちょうど近辺でもみ合っていたドル円は、日経平均株価が上昇したこともあって、終盤にかけて小幅上昇し、一時109.22円を付けました。その他、堅調が目立ったのは、豪ドルとポンドでした。

豪ドルは、午前中に発表されたRBA(豪準備銀行)の議事録を受けて、利下げ観測が後退したことが材料になりました。豪ドルは一時対米ドルで0.7361ドル、対円で80.39円を付けました。

ポンドは、最近の世論調査でEU残留派が離脱派を大きく上回ったことが材料でした。ORB/テレグラフの調査で、残留派が55%、離脱派が40%でした。ポンドは一時対円で158.61円を付けました。

[これからの展開]

RBAの議事録によれば、インフレ圧力が広範に鈍化したことが5月3日の利下げの主因でした。そして、政策金利の据え置きも検討されたこと、労働市場の改善に伴い労働コストが加速する可能性が指摘されたことなどが、利下げ観測がやや後退しました。
OIS(翌日物金利スワップ)によれば、市場が織り込む今年8月までの利下げの確率は、昨日の57.6%から議事録発表後に50.4%に低下しました。

もっとも、わずかな差ながら、「8月までに利下げあり」が引き続き市場のメインシナリオです。今後、市場の利下げ観測がどう変わるか。今週は19日の豪雇用統計(4月分)が大きな材料となるかもしれません。

今晩は、英国のCPI(消費者物価)、米国のCPI、住宅着工件数、鉱工業生産指数などが、両国の金融政策見通しに影響を与えることで、為替市場の材料になりそうです。

(チーフエコノミスト 西田明弘)

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

「市場調査部エクスプレス Todays'Flash!」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ