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2016/05/17 09:01RBA議事録に要注目!豪ドル/米ドルのポイントは?

[欧米市場レビュー]

16日の欧米市場では、ナイジェリアやベネズエラの原油供給停止懸念が広がったこと、さらにはゴールドマンサックスによる原油需給見通し発表等による材料もありWTI原油先物価格が上昇し、およそ半年ぶりとなる一時1バレル=47.95ドルまで値を伸ばしました。

原油価格の上昇とともに、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイ社が低迷するアップル株に約10億ドル投資したことも明らかとなり、材料を好感したNY株式市場が前日比175.39ドル高となりました。

これら外部環境の改善を材料に為替市場でもややリスクオンの動きとなり、ドル/円は再び109円台を回復したものの、明日18日に発表される日本の第1四半期GDP(国内総生産)速報値を控え様子見ムードといったところ。

その他クロス円通貨は概ね横ばいの動き、対ドル通貨のユーロ/ドル・豪ドル/米ドル・NZドル/米ドルは、ドルインデックスの上昇もあり、全般的に上値の重い展開となりました。


[本日の相場見通し]

本日の注目は、日本時間10:30に公表されるRBA(豪準備銀行)議事録の内容。

先月発表された豪CPI(消費者物価指数)の低下に伴い、今月3日に開かれたRBA理事会では事前予想に反して0.25%の利下げを実施しました。

今月会合時に、次回会合で追加利下げの可能性がどの程度具体的に話し合われたかどうかを確認することが今後の豪ドルのトレンドを見極めるポイントになると考えます。

現在の豪ドル・日足チャートは、対円・対ドルとも軟調なシグナルを継続しており、日足・ボリンジャーバンドの-1σ〜-2σラインを推移する、いわゆる「下降バンドウォーク」が継続中です。

短い時間足では若干の修正も見られますが、今後のトレンド転換のメルクマールとなり得るポイントとして、それぞれの-1σラインを終値レベルで上抜け出来るかどうかに注目です。

豪ドル/円ではその状態が見られ、ややトレンド転換の兆しが見られる一方で、豪ドル/米ドルでは依然ローソク足(日足)が-1σラインを下回ったままとなっています。

足もとでは、豪ドル/米ドルのローソク足(日足)が終値レベルで0.7339ドルを上抜けすることができるか否かがポイントとなりそうです。

(チーフアナリスト 津田隆光)

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