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2016/05/16 08:50週末G7仙台を控え、ドル/円は上値の重い展開となりそう!

[欧米市場レビュー]

13日の欧米市場では、4月米小売売上高がここ1年で最大の伸びになったこと、また5月米ミシガン大消費者信頼感指数も事前の市場予想を上回ったことなどから、ドルが主要国通貨に対して軒並み上昇しました。

対円でも一時109.47円まで値を伸ばしました。足もとの小売や消費関連指標の改善を受け、「米経済が年初の低調さから立ち直りつつある事を示唆している」との見方も強まり、「FRBのタカ派が再び勢いを増す可能性がある」との観測から、FRBが年内に1回以上利上げするとの見方が再浮上していることがドル上昇の支援材料に。

ドル上昇の余波を受け、対ドル通貨は軒並み軟調。ユーロ/ドルは2週間ぶりの1.13ドル台割れ、NZドル/米ドルは10日以来の0.68ドル台割れ、そして豪ドル/米ドルに至っては3月3日以来の0.73ドル台割れとなりました。


[本日の相場見通し]

強含みのドルですが、ルー米財務長官が今週仙台で開催されるG7(主要7ヵ国)会合において「競争的な通貨切り下げ回避を改めて確認することが重要」との考えを改めて示したこともあり、特に日本当局に対する警戒感を示したものと捉えられ、対円での上昇幅は限定的なものとなりそう。

そのG7仙台まではドル/円相場の上値は重く、テクニカル的にも110円台を突破する勢いはやや不足気味といったところ。

とはいえ、ドルインデックス(ドル指数)は堅調な動きとなっていることもあり、先週末に引き続き対ドル通貨(ユーロ/ドル・豪ドル/米ドル・NZドル/米ドル)は足もとでは軟調な展開が予想されます。

また、クロス円通貨の豪ドル/円やトルコリラ/円に関しては主体的な材料の弱さもあり、5月第一週の安値を再度うかがい、ダブルボトムを試す可能性も視野に入れるべきと考えます。

(チーフアナリスト 津田隆光)

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