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2016/05/13 14:38【オセアニア・レポート】来週の材料で、RBAとRBNZの金融政策見通しはどう変化するか?

[レビュー]

13日東京時間の外国為替市場では、円が堅調に推移。米ドル/円やクロス円は総じて下落しました。日経平均の下落が、円買いの支援材料となりました。

日銀の黒田総裁が講演で、1月の政策会合で導入を決定したマイナス金利について、「効果は着実に波及する」とした一方、「物価目標実現に必要と判断した場合、躊躇なく追加緩和する」、「金融政策は、効果がはっきりするまで待つことはない」と述べました。追加緩和の可能性があることを示唆しましたが、為替市場に大きな反応はみられませんでした。


[これからの展開]

来週、オセアニア関連では、17日(火)にRBA(豪準備銀行)議事録と乳製品電子オークション(GDT)、19日(木)に豪州の4月雇用統計が発表されます。

RBAは5月3日に0.25%の利下げを決定しましたが、声明では今後の金融政策について特に言及しませんでした。RBAが6日の四半期金融政策報告で、今年の基調インフレ見通しを2月時点から下方修正したことで、市場ではRBAの追加利下げ観測が高まりました。17日の議事録で、今後の金融政策について新たな手掛かりが示されるのかどうか。19日の雇用統計を含め、RBAの追加利下げ観測が変化すれば、豪ドルが影響を受ける可能性があるため、注目です。

NZは乳製品を最大の輸出品(輸出全体の約3割を占める)とするため、その価格動向は経済に影響を与え、RBNZ(NZ準備銀行)も注視しています。RBNZは昨年、計4回の利下げを実施しましたが、乳製品価格下落による経済見通し悪化が一因でした(今年3月の利下げは、インフレ期待の低下が主因)。

RBNZが5月11日に発表した半期金融安定報告で、住宅価格の上昇抑制に向けて新たな措置が打ち出されなかったことを受けて、市場ではRBNZの次回6月9日の政策会合での利下げ観測が後退しました。17日のGDTで、乳製品国際価格の指標となるGDT価格指数が上昇すれば、6月利下げ観測がさらに後退し、NZドルの下支え材料となりそうです。

(アナリスト 八代和也)

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