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2016/05/12 14:03【オセアニア・レポート】鉄鉱石価格が再び下落、豪ドルへのさらなる下押し圧力か

[レビュー]

12日東京時間の外国為替市場では、豪ドルが軟調に推移。一時、豪ドル/円は79.45円、豪ドル/米ドルは0.7330米ドルへと値を下げました。RBA(豪準備銀行)の追加利下げ観測が、豪ドルの下落圧力となりました。

市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)では、RBAが8月までに利下げを行う確率が11日時点で56.5%織り込まれています(据え置きは43.5%)。

日経平均の反発を背景に、円も弱含み。米ドル/円やユーロ/円、NZドル/円は上昇しました。


[これからの展開]

鉄鉱石価格が再び下落しています。中国の青島に荷揚げされる鉄鉱石(鉄分62%)価格は9日、1トン54.99ドルと、1か月ぶりの安値をつけました。中国の鉄鉱石需要を測る指標のひとつとされる同国の港湾の鉄鉱石在庫が約1年ぶりの高水準となったことが背景です。

鉄鉱石価格は中国の輸入が増加したことなどで年初から上昇、4月21日には1トン70ドルを超えました。しかし、港湾の在庫増は、輸入した鉄鉱石が必ずしも実需に裏付けられていないことを示唆、中国の鉄鉱石需要の弱さが浮き彫りになりました。

高水準の港湾在庫を背景に、鉄鉱石価格は軟調に推移する可能性があります。

豪州は鉄鉱石を最大の輸出品とするため、豪ドルは鉄鉱石など資源価格の動向に影響を受けやすいという特徴があります。鉄鉱石価格の下落は、豪ドルにとってマイナス材料です。

RBAの追加利下げ観測が下押し圧力となるなか、鉄鉱石価格の下落は豪ドルの上値をさらに重くする材料になる可能性があります。

豪ドル/米ドルと鉄鉱石価格

(出所:Bloomberg)

(アナリスト 八代和也)

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