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2016/05/12 09:12ドル/円は再度107円台に値を戻す展開に?

[欧米市場レビュー]

11日のNY株式市場では、大手百貨店メイシーズやコールズといった消費関連銘柄が大幅下落、また娯楽関連のディズニーの四半期利益が予想を下回るなどネガティブな材料が散見し、NYダウ平均は217.23ドル安と急反落し、前日の222.44ドル高を吐き出した形となりました。

一方、米エネルギー情報局(EIA)が10日発表した週間在庫統計で、原油在庫が予想外に減少したこともあり、それまでのカナダやナイジェリアの供給懸念と相俟って、WTI原油先物相場が前日比3%高の46ドル台まで上昇。

ただし、これら材料に対する為替相場の反応は薄く、ドル/円は108円台半ばでの推移となり、豪ドル/円は80円を、NZドル/円は74円を挟んだ値動きとなりました。対ドル通貨のユーロ/ドル・豪ドル/米ドル・NZドル/米ドルはロンドンフィックス(日本時間午前0時)付近ではやや上昇したものの、その後終盤に上昇分を打ち消し、概ね“往って来い”の展開となりました。


[本日の相場見通し]

NY株式市場の反落の影響もあり、本日の東京株式市場はその流れを引き継いだ動きとなりそう。昨日トヨタが2016年3月期決算を発表し、今期の営業利益が2011年の東日本大震災以来5年ぶりの4割減となったことがどこまで影響するのかどうかに注目が集まります。

同時に、決算発表記者会見上でも述べられた円高の影響に関して、次週の衆参補正予算や党首討論等の政局を見据えた要人の円高けん制発言があるのか否かにも注目が必要です。

ドル/円相場に関しては、109円台前半でやや頭が重い展開が継続しそう。株式市場の動き次第では再度107円台に値を戻す可能性もありそう。

本日は、日本時間20時にBOE(イングランド銀行)の政策金利と資産購入目標が発表予定で、同時刻のBOE議事録およびインフレレポート公表がポンドの動意となりそうです。

(チーフアナリスト 津田隆光)

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