市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2016/05/05 09:37【本日の相場見通し】トルコ首相退任報道でトルコリラ急落、首相は本日会見へ

[欧米市場レビュー]

4日の欧米時間の為替市場では、トルコリラが急落。対円で一時35.72円へと下落し、過去最安値を更新しました。「トルコのダウトオール首相が5月中に退任する」と伝わったことで、トルコの政局不安からトルコリラに下落圧力が加わりました。

一方、米ドルは底堅く推移。一時、米ドル/円は107.21円へと上昇し、豪ドル/米ドルは0.7445米ドル、NZドル/米ドルは0.6858米ドルへと下落しました。米国の4月ISM非製造業景況指数が55.7と、市場予想の54.8を上回ったことが、米ドルの支援材料となりました。

安倍首相はドイツのメルケル首相との会談で、為替市場について「投機的で急激な動きがみられる」と指摘。「為替市場の動向を注視し、必要なら行動を起こす」と述べました。一方、メルケル首相は「競争的な通貨切り下げに勝者はいない」「通貨が相互に比較的安定すれば大きな価値がある」との見解を示しました。


[本日の相場見通し]

昨日、豪ドル/米ドルは1か月半、豪ドル/円は2か月半ぶりの安値をつけました。3日に、RBA(豪準備銀行)が政策金利を引き下げたことが背景にあります。

本日日本時間10時30分に、豪州の3月小売売上高や貿易収支が発表されます。これらの指標が弱い結果になれば、豪ドルにさらに下落圧力が加わる可能性があります。

夕方には、トルコのダウトオール首相が記者会見を行う予定です。ダウトオール首相が5月中に退任すると伝わったことで、トルコリラが昨日下落しました。会見を受けて、トルコリラが動く可能性があります。

(アナリスト 八代和也)

―――――――――――――


※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

  • 2019.04.23 08:24 更新米ドル/円は方向感なし!? カナダドル/円は上値が重そう【ポイント】・米ドル/円は112円近辺での“もみ合い”継続か・カナダドルは原油高が下支え材料。一方でBOC会合を控え、利益確定売り圧力が強まりそう・カナダドル/…
  • 2019.04.22 08:39 更新112円近辺で膠着する米ドル/円、方向感が生まれるか!?【ポイント】・欧州は本日も祝日。突発的なニュースが出てきた場合、値動きが増幅される可能性も・米国とカナダは通常通り・トルコ選挙管理委員会は今週前半にもイスタンブ…
  • 2019.04.19 08:21 更新19日は欧米が祝日。値動きの増幅に要注意【ポイント】・ドイツやユーロ圏の製造業PMIが市場予想を下回り、ユーロ圏景気の先行き懸念が強まる・トルコの外貨準備をめぐる懸念が強まり、トルコリラが下落・本日1…
  • 2019.04.18 08:28 更新市場の関心は豪州から欧米の経済指標へ!?【ポイント】・本日18日の豪雇用統計が軟調な結果になれば、利下げ観測が一段と高まり、豪ドル安要因に!?・ドイツの製造業PMIで景気の先行き懸念が強まれば、ユーロ…
  • 2019.04.17 08:20 更新CPIを受けてNZドルが急落【ポイント】・中国GDPが本日発表。市場予想の前年比+6.3%を下回れば、リスク回避の動きが強まる可能性あり・米ベージュブック(地区連銀経済報告)にも注目。米F…

「市場調査部エクスプレス Todays'Flash!」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ