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2016/04/22 15:08【オセアニア・レポート】豪ドル/円はテクニカル的に重要な節目に近づく

[レビュー]

22日東京時間の外国為替市場は、円が軟調に推移。米ドル/円は110円台へ、クロス円も総じて上昇しました。「日銀が金融機関への貸し出しにマイナス金利を適用することを検討している」との報道を受けて、日経平均が急伸。来週の日銀の金融政策決定会合での追加緩和期待が高まったことで、米ドル/円は4月上旬以来の水準となりました。

日経平均の終値は、前日比208.87円高の17,572.49円でした。


[これからの展開]

豪ドル/円は21日に一時85.85円へと上昇し、3週間ぶりの高値をつけました。雇用など堅調な豪州の経済指標のほか、原油価格や世界の株価の上昇が、豪ドルの追い風となっています。ただし、豪ドル/円は昨年12月以降、200日移動平均線を超えられずに反落する状況が続き、今回の上昇局面でもいったん弾き返された格好です(下図の橙の丸の部分)。テクニカル面からみれば、上昇が一服する可能性もあります。

一方、200日移動平均線をNY終値で上回れば、テクニカル面から上昇圧力が強まるかもしれません。同移動平均線は21日時点で85.96円に位置します。

豪ドル/円(日足、2015/4/1〜)

(出所:M2J FX Chart Square)

来週、オセアニア関連では水曜日(27日)に豪州の1-3月期CPI(消費者物価指数)、木曜日(28日)にRBNZ(NZ準備銀行)の政策金利発表があります。

CPIはインフレ目標を採用するRBA(豪準備銀行)の政策判断に影響を与える可能性があります。RBNZの政策金利発表については、市場では「据え置き」と「0.25%の利下げ」で見方が分かれています。そのため、それぞれの結果を受けて、豪ドルやNZドルが反応する可能性があり、注目です。

(アナリスト 八代和也)

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