市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2016/04/21 09:33【本日の相場見通し】ドラギECB総裁会見に注目、為替市場は大きく動く可能性も!?

[欧米市場レビュー]

20日の欧米時間の為替市場では、円が軟調に推移。米ドル/円は109円台後半へ上昇し、クロス円も値を上げました。NYダウや原油価格の上昇を背景に、円売り圧力がやや強まりました。

ユーロも軟調。一時、ユーロ/米ドルは1.1289米ドルへと下落しました。21日のECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁の会見への警戒感が重石となりました。

トルコリラは堅調に推移。TCMB(トルコ中銀)は主要政策金利である1週間物レポ金利と翌日物借入金利を据え置く一方、翌日物貸出金利を0.50%引き下げることを決定しました。市場予想通りでした。ただ、一部では、TCMBがエルドアン大統領の圧力に屈して、翌日物貸出金利をより大幅に引き下げるのではとの懸念があったようです。そうならなかったことで、トルコリラが上昇しました。


[本日の相場見通し]

本日の東京時間は、主要な経済指標発表がありません。日本や中国の株価、米原油先物(WTI、時間外取引)にらみの展開になりそうです。

日経平均は前日終値比280円高で寄り付いた後、上げ幅を300円超に拡大しました(日本時間9時26分時点)。株高は円売り材料と考えられます。日経平均が一段高になれば、米ドル/円やクロス円は上値を試す展開になるかもしれません。

ただ、米ドル/円は、2月半ばから今月初めまでの約2か月にわたり、おおむね110〜115円のレンジで上下を繰り返してきました。そのレンジの下限である110円が、今度は上値抵抗線として機能しており、伸び悩む可能性もあります。

欧米時間では、各国の株価や原油価格の動向、そしてECBの政策金利発表に注目です。

ECBは前回3月10日の理事会で、利下げや資産購入の拡大などの大幅な追加緩和を打ち出したばかりであるため、今回は金融政策の現状維持を決定するとみられます。注目点は、政策金利発表後に行われるドラギECB総裁の会見となりそうです(日本時間21時30分開始)。3月の理事会後の会見でドラギ総裁が追加利下げの必要性を否定したことで、その後、ユーロ高が進行しました。

市場では、ドラギ総裁は今回の会見で、ハト派寄りの発言をし、追加利下げの選択肢があることを示すのでは?との見方があります。その通りになれば、ユーロに下落圧力が加わりそうです。ドラギ総裁の会見を受けて、ユーロを中心に為替市場は大きく動く可能性があるため、注意は必要かもしれません。

(アナリスト 八代和也)

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

「市場調査部エクスプレス Todays'Flash!」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ