市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2016/04/18 16:07【オセアニア・レポート】米財務長官の発言で、円高圧力が強まる可能性も!?

[レビュー]

18日東京時間の外国為替市場は、円全面高の展開。米ドル/円やクロス円が総じて下落しました。米国のルー財務長官の発言や、原油安、日経平均の大幅安を背景に、円買い圧力が強まりました。

ルー財務長官は15日のワシントンでのG20(20か国財務相・中央銀行総裁会議)後の会見で、「最近は円高が進んでいるが、為替市場は引き続き秩序を保っている」との見解を示しました。

一方、主要産油国は17日にカタールのドーハで会合を行い、原油の増産凍結について協議しました。経済制裁解除を受けて増産する方針を示すイランが会合を欠席。サウジアラビアが、イランを含むすべての産油国の参加を求めて増産凍結に反対し、合意にいたりませんでした。

日経平均の終値は、前営業日比572.08円安の16,275.95円でした。


[これからの展開]

麻生財務相は14日のルー米財務長官との会談で、為替市場の「一方的な動き」に懸念を表明。一方、ルー財務長官は15日のG20後の会見で、「為替市場は秩序を保っている」と述べました。円高について日米の温度差が表面化した格好です。

市場では、日本当局が円売りの為替介入を実施するのは難しいと見方が根強く、ルー財務長官の発言でその見方がさらに強まるかもしれません。円高圧力が一段と加わり、米ドル/円やクロス円は下値模索の展開になる可能性があります。

主要産油国の会合で増産凍結について合意できなかったことを受けて、原油価格が再び下落を続ける可能性が出てきました。その場合、資源国通貨に売り圧力が加わりそうです。とりわけ豪ドル/円は注意が必要かもしれません。

(アナリスト 八代和也)

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

「市場調査部エクスプレス Todays'Flash!」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ