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2016/04/15 15:27【オセアニア・レポート】17日に主要産油国が会合、その結果が原油先物市場や為替市場に影響を与える可能性も!?

[レビュー]

15日東京時間の外国為替市場では、日経平均の下げ幅縮小を背景に、円が軟調に推移。米ドル/円は4月7日以来の高値をつけ、クロス円も総じて上昇しました。

豪ドルやNZドルは堅調。対円のほか、対米ドルで上昇しました。経済的な結びつきの強い中国の3月の小売売上高や鉱工業生産が市場予想を上回ったことが、支援材料となりました。中国の1-3月期GDPは前年比+6.7%と、市場予想通りでした。

麻生財務相はワシントンでのルー米財務長官との会談で、一方的な為替の動きについて懸念を伝えたことを明らかにしました。また、G20(20か国財務相・中央銀行総裁会議)では、日本の政策について懸念を表明した国はなく、通貨の競争的な切り下げを回避するというG20の合意は、マイナス金利などの金融政策を制約するものではないと語りました。


[これからの展開]

17日(日)にカタールのドーハで、主要産油国が会合を開きます。会合では、主要産油国が増産凍結で合意できるかどうかが焦点とみられます。市場では、合意への期待感がある一方、1月に経済制裁を解除されたイランが増産の方針を維持しているため、合意に懐疑的な見方もあります。

会合の結果を受けて、18日(月)の原油先物市場は大きく変動する可能性があります。その場合、為替市場、とりわけ豪ドルやカナダドルなど資源国通貨に影響を及ぼすことも考えられます。

日本時間18日午前7時45分に、NZの1-3月期CPI(消費者物価指数)が発表されます。RBNZ(NZ準備銀行)はインフレ目標を採用しているため、CPIの結果が金融政策に大きく影響を与える可能性があります。

市場予想は前年比+0.4%と、昨年10-12月期の+0.1%から若干加速するものの、依然としてRBNZの目標の下限である+1%を下回るとみられています。

RBNZは3月の金融政策報告で、1-3月期のCPIは前年比+0.4%との見通しを示しました。18日発表のCPIが+0.4%を下回れば、RBNZが次回4月28日の政策会合で追加利下げを決定する可能性が高まりそうです。市場では4月の追加利下げ観測が一段と高まり、NZドルの上値を抑える要因になる可能性があります。

(アナリスト 八代和也)

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