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2016/04/07 09:27【本日の相場見通し】日米株式は「ツーティア相場」に! 東京市場はドル円、株式とも軟調か!?

[欧米市場レビュー]

6日の欧米市場では、追加利上げに慎重な見方で一致したFOMC議事録の内容をうけて、米ドルが弱含みで推移しました。

ユーロ/米ドルは欧州市場で一時1.1325ドルに下落したあと、NY市場では一時1.1429ドルに上昇しました。ただ4月1日の高値1.1435ドルは超えませんでした。

米ドル/円は一時109.30円と年初来安値を更新しました。NY市場終盤には109円台後半へと戻しました。ユーロ/円は一時124.86円に下落しました。

豪ドルは対米ドル、対円とも反発。NZドルは対米ドルで上昇、対円では小幅続落しました。

ポンド/円は続落、一時154.47円と2月24日安値を下回り、2013年9月以来の安値を記録しました。最新の世論調査でEU残留支持が44%、離脱支持が43%と拮抗(きっこう)し、英国のEU離脱懸念が強まりました。

その他、トルコリラ/円、南アランド/円など新興国通貨が軒並み安、カナダドル/円は原油価格上昇でほぼ横ばいでした。


[本日の相場見通し]

円高が進行し、日経平均が2月中旬以来の安値を付けるなか、米ダウ平均は今年の高値圏での推移が続いています。

通常は連動した動きをとる日本株と米国株の動きが相反することを、市場では「ツーティア(two-tier)相場」と呼びます。業績見通しや株価水準の違いがその要因となることが多いのですが、今回は「円高・米ドル安」の一層の進展が大きな要素となっているかもしれません。

輸出大国である米国には米ドル安は米企業業績にメリットとなる一方、円高は日本企業へのデメリットとなります。米大統領選も本格化し、景気を押し上げたい米国にとっては、足もとの米ドル安傾向は歓迎されることでしょう。

恐怖指数といわれる米VIX指数は昨日時点で14.09と、今年の安値圏で安定しています。米国株堅調もあり、少なくとも米国市場は「リスクオフというよりは、ややリスクオン」といえるかもしれません。

本日は、米の新規失業保険申請件数を除き、目立った指標発表がありません。東京市場では円高圧力が残り、日経平均も重苦しい商状が続くかもしれません。


(シニアアナリスト 山岸永幸)

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