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2016/04/01 09:30【本日の相場見通し】米雇用統計は20万人増なら「極めて良い」!? 短観悪化で日銀に追加緩和圧力も!?

[欧米市場レビュー]

31日の欧米市場では、米雇用統計の発表を控え、ユーロ買い・米ドル売りが進展しました。

ユーロ/米ドルは一時1.1409ドルと昨年10月15日以来となる1.14ドル超えとなりました。ユーロは対円でも強含み、一時128.19円に上昇しました。

米ドル/円は一時112.12円に下落、ただ前日安値は下回らず、NY市場終盤には112円台半ばに戻しました。

豪ドル、NZドルは対米ドル、対円とも前日高値を一時上回りましたが、NY市場終値では上げ幅を縮小しました。

ポンド/円は小動き。2015年第4四半期の経常赤字が市場予想より増加しましたが、影響は軽微でした。

その他、カナダドル/円は反落。トルコリラ/円、南アランド/円は上昇しました。


[本日の相場見通し]

米シカゴ連銀のエバンス総裁は、3月米雇用統計について「完全雇用の現状からは、安定した雇用者数の伸びは月10万人の水準にかなり近い」と述べ、雇用者数の伸びが20万人前後なら「極めて良い」との考えを示しました。

直近1日時点で、市場予想は前月比20.5万人増となっており、予想どおり、または上振れする場合は、再び米追加利上げ観測が高まるかもしれません。

8時50分に発表された日銀短観で、3月大企業・製造業DIはプラス6(市場予想はプラス8)、6月はプラス3(同プラス7)と、先行きの景況感が悪化。株式市場が注目する大企業・全産業の16年度設備投資計画も0.9%減(同0.7%減)に下振れました。

日銀短観の悪化をうけて、9時15分時点で日経平均は200円を超える下げ幅となり、米ドル/円も弱含みで推移しています。

大企業・製造業の16年度想定レート(米ドル/円)は117.46円と現状より円安・米ドル高であり、足もとの景況感悪化から日銀に対して追加緩和圧力が高まるかもしれません。


(シニアアナリスト 山岸永幸)

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