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2016/03/31 08:27【本日の相場見通し】イエレン発言も織り込み完了か。米雇用統計への期待の高まりは!?

[欧米市場レビュー]

30日の欧米市場では、イエレンFRB議長の発言が蒸し返され、対ユーロで米ドルが下落しました。

ユーロ/米ドルは東京市場終盤の1.13ドル近辺から、一時1.1363ドルと2月11日以来の高値を付けました。一方、米ドル/円は欧州市場序盤で一時112円ちょうどに下落しましたが、欧米株の上昇をうけて一時112.63円へと戻しました。

豪ドル、NZドルは対米ドル、対円とも上昇。とくに豪ドルは対米ドルでは一時0.7709ドルと昨年7月1日以来の高値を記録しました。豪ドル/円は一時86.60円と今年1月4日以来の高値となりました。

ポンド/円は一時162.52円に上昇しましたが、前日高値を大きく上回れず、NY市場では失速しました。

カナダドル/円は一時87.09円と昨年12月30日以来の高値となりました。南アランド/円は一時7.55円に上昇しました。

トルコリラ/円は、ほぼ横ばいでした。


[本日の相場見通し]

昨晩の欧州市場は、「ハト派」的なイエレン議長の発言を織り込む動きから米ドル売りが進展しましたが、NY市場に入り落ち着きを取り戻したようです。

今後の米追加利上げピッチを測るうえで重視される、米雇用統計を週末に控え、一方的な米ドル売りポジションも持ちづらいというのが投資家の心理だろうと推測されます。

米雇用統計の前哨戦といわれるADP雇用リポートでは、雇用者数の増加幅は市場予想の前月比19.5万人を超える、同20万人という結果になりました。ADP雇用リポートと米雇用統計は、方向感が似通うといわれていることから、米雇用統計への期待がやや高まるかもしれません。

今日も東京市場取引時間中には目立った経済指標発表がなく、日経平均ほかアジア株の動向と、米ドル/円の推移に注目が集まりそうです。


(シニアアナリスト 山岸永幸)

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