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2018/08/20 08:24トルコリラはトルコと米国の関係に要注意。カナダドルは中銀上級副総裁の講演によって一段と押し上げられるか!?

【ポイント】
・米国はトルコに対して追加制裁を示唆
・トルコは米国が追加制裁に踏み切れば、報復措置の構え
・BOCの9月利上げ観測が浮上。カナダドルは堅調に推移か


(欧米市場レビュー)

17日欧米時間の外国為替市場では、カナダドルが堅調に推移。カナダドル/円は一時84.71円へと上昇しました。カナダの7月CPI(消費者物価指数)が前年比+3.0%と市場予想の+2.5%を上回り、カナダドルを押し上げました。

トルコリラは下落。トルコの裁判所がブランソン牧師の釈放を認めないとの判断を下したことで、トルコリラに下落圧力が加わりました。トルコ在住の米国人であるブランソン牧師は現在、トルコ国内の自宅に軟禁されています。

(本日の相場見通し)

トランプ米大統領は17日、ブランソン牧師の釈放を認めないトルコ裁判所の判断を、「極めてひどい対応だ」としたうえで、「この事態を甘んじて受け入れるつもりはない」と語りました。米国はブランソン牧師が釈放されなければ、トルコに対して追加制裁を行うことを示唆しています。一方、トルコのペクジャン商務省は17日、米国が追加制裁に踏み切った場合、報復措置を取る可能性を示しました。今後、トルコと米国の関係は一段と悪化する可能性があります。

また、米格付け会社のS&Pとムーディーズは17日、トルコの格付けを以下のように引き下げました。

<S&P>
外貨建て長期債務格付け
→投機的等級(ジャンク)の「BBマイナス」からさらに1段階引き下げ、「Bプラス」へ。格付け見通しは「安定的」。

<ムーディーズ>
長期債務格付け
→投機的等級(ジャンク)の「Ba2」からさらに1段階引き下げ、「Ba3」へ。格付け見通しは「ネガティブ(弱含み)」。

トルコの格下げは、本日20日の『スポットコメント』をご覧ください。

S&Pとムーディーズによるトルコの格下げは、市場ではある程度予想されていたこともあり、格下げに対するトルコリラの反応は限定的でした。ただし、格下げはトルコリラにとってマイナス材料です。

トルコは今週一週間、祝日です(20日:犠牲祭前夜、21-24日:犠牲祭)。トルコリラの流動性は低下するとみられ、トルコリラの値動きはこれまで以上に大きくなる可能性もあり、要注意です。

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17日に発表された、カナダの7月CPIが強い伸びを示したことで、市場ではBOC(カナダ銀行)は早ければ9月5日の次回会合で追加利上げに踏み切るとの観測が浮上しました。9月利上げ観測の浮上はカナダドルにとってプラス材料であり、カナダドルは堅調に推移しそうです。

BOCのウィルキンス上級副総裁が本日(20日)、講演を行う予定です。講演の内容が市場の9月利上げ観測を高めるようなものになれば、カナダドルは一段と上昇する可能性があります。

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