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2018/05/24 08:59トルコ中銀の緊急利上げでトルコリラは反発。インフレ鈍化で英ポンドは軟調

(欧米市場レビュー)

23日欧米時間の外国為替市場では、円が堅調に推移。米ドル/円は一時109.55円まで下落、クロス円は軟調に推移しました。北朝鮮問題に絡む地政学リスクやイタリア政治に対する懸念が材料視されました。

ユーロ/円は一時2017年8月以来となる128.27円まで下落。ユーロ/米ドルは一時2017年11月以来となる1.1677ドルまで下落しました。5月のユーロ圏とドイツのマークイット製造業PMI(購買担当者景気指数)が市場予想を下回ったことがユーロの下落要因となりました。マッタレッラ大統領が、コンテ氏を首相に指名したこともユーロの重石となりました。

英ポンド/円は一時145.97円まで下落しました。ブレグジット(英国のEU離脱)に絡み、年内に解散総選挙の可能性が浮上するなど英政治の不透明感が英ポンドの重石となっています。その中で、4月の英CPI(消費者物価指数)は前年比+2.4%と、3月の同+2.5%から鈍化したことが材料視されました。

(本日の相場見通し)

TCMB(トルコ中銀)は日本時間24日に緊急利上げを行い、事実上の政策金利の上限となっている後期流動性貸出金利を3%引き上げ、16.5%としました。TCMBは声明で、「高いインフレ率やインフレ期待は、引き続き価格設定行動にリスクをもたらす」とし、「物価安定を下支えするため、強力な金融引き締めを行うと決定した」と説明しました。

22円台前半で推移していたトルコリラ/円は、24円近辺まで大幅に反発しました。ただし、市場には、TCMBの利上げは遅すぎたとして、6月7日の定例会合で追加利上げが必要になるとの見方があります。トルコリラは足元で下げ止まっていますが、引き続き不安定になる可能性があります。

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日本時間17時30分に4月の英小売売上高が発表されます。変動の大きい自動車燃料を除くコアの市場予想は前年比+0.1%と、3月の同+1.1%から大幅に鈍化する見込みです。ブレグジットに絡む英政治の不透明感やインフレ圧力の後退に加え、経済指標などで英景気の鈍化が示されるようであれば、英ポンドは上値の重い展開が続きそうです。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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