2分でわかるアメリカ

2011/05/20「地球最後の日」説とマーケット


アメリカ東部を中心に「不吉なメッセージ」が書かれた看板が増えているそうです。アメリカ人の友人から聞きました。バス停などにある看板などに「今年5月21日が最後の審判の日人類が滅亡する」と書かれているそうです。調べてみると、あのワシントン・ポストなども取り上げていました。

看板を出したのは、キリスト教の布教活動をしているハロルド・キャンピング氏とそのグループ。経営するファミリー・ラジオというラジオ局の番組やウェブサイトでもメッセージを発信しています。彼らの聖書の解釈では、世界の終わりは5月21日にはじまるということです。

一方、マヤの研究者によりますと、地球最後の日は来年12月21日。この2012年の人類滅亡説はハリウッドの映画にもなったので知っていたのですが、「5月21日」はよく考えてみると、今度の土曜日ではないですか。

キャンピング氏の活動があまりにも目立つため、CNBCもこのテーマを取り上げました。経済チャンネルらしく「地球最後の日にどう取引するか」と題し、マーケットでどう対処すべきかを伝えました。

それによりますと、地球が滅亡すると株価が今後どう動くか、ドル相場がどうなるかは関係なくなるので、「最後の日を材料にして取引することは出来ないとしています。確かに、地球がなくなってしまったら、株もドルも債券も商品もなくなるので、取引自体がなくなってしまいます。

その上で、「地球最後の日」のベストな取引方法は、何もしないことだと解説しています。そして、5月21日に地球は滅亡しないと結論付けていました。

 けさ近所のモンタナ商店街をウォーキングしたのですが、ショップのウィンドウに「5月21日」という張り紙が張ってありました。「まさか!」と思ってよく見ると、次の土曜日に商店街共通のセールがあるという告知でした。サンタモニカの人は「5月21日に地球は滅亡しない」と考えているようです。 

[May 19, 2011] No 010418

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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