2分でわかるアメリカ

2011/04/27「史上最低」で有名になった少女


カナダの田舎に暮らしていた普通の少年、ジャスティン・ビーバーが世界的な大スターになったきっかけは動画投稿サイトのユーチューブでした。素人が撮ったビデオながら、歌が抜群にうまい男の子がいると話題になり、その成功物語が映画化されるほど成功しました。

ジャスティン・ビーバーのフィーバーを見て、自分もスターになりたいと憧れる子どもが当然たくさんいます。カリフォルニア州に住む13歳のレベッカ・ブラックさんもそのひとり。レベッカさんの両親は、娘の夢を叶えてやりたいとロサンゼルスの音楽会社にミュージック・ビデオの制作を依頼。いかにもプロが作った「フライデー」というビデオがユーチューブに投稿されました。

最初は誰も注目しませんでしたが、あるコメディアンがツイッターで紹介したのをきっかけに大ブレイク。ユーチューブのヒット数は1億2000万ヒットを超え、ジャスティン・ビーバーの記録を塗り替えました。ただし、ジャスティン・ビーバーと根本的に違うのは、ルックスは並、歌が下手で、歌詞がひどいこと。(リンク先はこちら)

きのうは木曜日きょうは金曜日ワクワクするわあしたは土曜日その次は日曜日。」というあまりにも下らない歌詞とひどい声が「史上最低」だと噂が噂を呼びました。

ユーチューブでビデオを見た人の90%以上が「嫌い」と答えているのも話題になり、ABCの人気番組に出演。ビルボードのランキングに入るなど「フライデー」は大ヒットしています。

 ユーチューブをきっかけにヒット商品が次々と生まれています。ただ「フライデー」のブームは直ぐに過ぎると思いますが、ユーチューブというメディアの凄さをあらためて考えさせられました。それにしても、レベッカさんの両親のビデオへの投資は何倍にもなって戻ってきました。凄いです。 


[April 26, 2011] No 010401

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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