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2010/03/31アバクロ復活は回復のサイン?


春休みの10歳の娘が、「ジーンズを買いたいからアバクロ(Abercrombie & Fitch)に連れてって」と迫るので、昨日夜サンタモニカの「プロムナード」というショッピング街に行ってきました。

つい3、4ヶ月前まではお店やレストランはガラガラで、金融危機の影響を目のあたりにしました。しかしきのうは、プロムナードには人が増え、アバクロにはティーンエイジャーで混んでいました。ただ、娘にはサイズが大きすぎて、結局アバクロの子供向けショップ(Abercrombie)に移動することになりました。
家に帰って調べてみると、アバクロの売り上げは20ヶ月連続で売り上げが減った後、今年の1月に8%増と業績が回復していました。


アバクロは、おしゃれでセクシー、でもちょっと値段が高いティーンエイジャー向けのブランドです。1960年から1974年に生まれたアメリカのベビーブーマー世代をジェネレーションXと呼びますが、その子供である今のティーンエイジャーは、親と違って住宅ローンや教育費の心配が無用で、アルバイトをしたお金をドンドン消費します。
 
 
アバクロをはじめとするティーンエイジャー向けブランドの他、ティファニーなどの高級品ブランドも、今年に入り売り上げを増やしています。雇用不安、ガソリンの値上がり、下げ止まらない住宅価格など、消費を取り巻く環境は、依然として厳しいものがあります。
でも、去年は全く感じなかった消費回復の兆しが、少しずつ出始めているのは間違いありません。

娘が、もうすぐティーンエイジャーになることを考えると、ちょっと怖いのですが。

[March 30, 2010] No 010122

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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