2分でわかるアメリカ

2010/03/30モスクワ「テロ」で思うこと


 モスクワの中心部の地下鉄駅2ヶ所で29日、相次いで爆発事故が発生、38人が死亡し、70人以上が負傷しました。ニュースを受けてロシア人の妻は、モスクワにいる両親に電話しましたが、携帯電話網がパンク状態らしく、電話はつながりませんでした。妻の家族や親戚、友人も多いため心配です。


  最初に爆発が起きたルビヤンカ駅は、「KGBがあるところ」として知られています。KGBは、アメリカのFBIにあたる保安組織で、現在は「FSB」と呼ばれています。
FSBのポルトニコフ長官は、「北カフカス地域と関係がある女性の自爆テロ」と報告しました。

僕は、94年から97年まで、モスクワの特派員として取材していました。94年12月に北カフカスでチェチェン紛争がはじまり、10万人以上が犠牲になりました。当時、僕は初めて防弾チョッキを買いました
その後も、99年の第2次チェチェン紛争、2000年以降のモスクワなどでのテロなど、イスラム過激派組織と連邦政府の内戦とも言える対立は、ソビエトから独立後のロシアの歴史とも言えます。
ロシアでの金融犯罪のほとんどはチェチェン人が関与しているとされています。チェチェンでつくられたとされる偽ドル札を何度も見たことがあります。

去年の夏休みにモスクワに行きました。街は整備され、市民の生活レベルも予想以上に上がりました。ロールスロイスやマセラティといった超高級車を何台も目にしました

アメリカのオバマ大統領は、「アメリカ国民は、ロシア国民と一致団結し、人命を無視する暴力的過激主義と凶悪なテロ行為に反対する」との声明を発表しました。いまやロシアは、アメリカにとって重要なパートナーです。ロシア南部のソチで、4年後に冬のオリンピックが開催されます

テロ行為は最悪の行為で、流血をともなわない解決策が見い出せればいいのですが。

[March 29, 2010] No 010121

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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