2分でわかるアメリカ

2011/03/10バーナンキFRB議長はいくら貰っているか


ロサンゼルス郊外の低所得者が多く住むベル市の市長が80万ドル(約6500万円)以上の年収を得ていたことで「もらい過ぎ」と激しい批判を浴びました。これがきっかけで、公務員の高給が各地で問題視されています。それでは、いったい連邦政府の大統領や大臣クラス達はいくら貰っているのか。

ダウジョーンズ傘下のマーケット・ウォッチがあらゆるソースから調査しトップ10を発表しました。年収額はいずれも基本給です。

10位はヒラリー・クリントン国務長官。外交を担うこのポストは当然ですが海外出張が多くあります。「世界のアメリカ」ですから、中東からアジア、アフリカと半分以上は海外です。年収は18万6600ドル(約1500万円)。国務長官は最大で8年間職に留まることが出来ます。

9位はティモシー・ガイトナー財務長官で19万1300ドル(約1560万円)、8位はハリー・レイド上院院内総務の19万3400ドルでほぼ同じ。

そして7位は、FRBのベンジャミン・バーナンキ議長。年収は19万9700ドル(約1630万円)です。議長職は最大で28年とほかの政府の要職と比べ長く職に留まることが可能です。バーナンキ議長の前職は名門プリンストン大学の経済学部の教授でしたので、おそらく年収はほとんど変わっていない可能性があります。

ちょっと飛んで2位は副大統領かと思ったらなんと郵便局のトップ、パトリック・ドナヒュー氏で年収は24万5000ドル(約2000万円)でした。

そしてトップは当然、バラク・オバマ大統領。年収は40万ドル(約3280万円)です。ベル市長の半分、大企業のCEOの何10分の1です。責任の重さを考えますと、「少ない」とマーケット・ウォッチは伝えています。

今回の調査で、政府職員の中で絶対に報酬を公表しない役職があることがわかったそうです。スパイなど表に出てはいけない人たちだと想像しますが、いくら位貰っているか興味があります。

[March 09, 2011] No 010367 
 

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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