2分でわかるアメリカ

2011/02/15アメリカの義理チョコ


愛情を込めてチョコレートを贈る日。もちろんバレンタイン・デーですが、「女性が男性に贈る日」にしているのは日本だけです。

バレンタイン・デーは、296年にローマ皇帝によって殉教したバレンタインという人物にちなんだ日とされますが、アメリカ人で由来を知っている人はいません。単純に「男女が愛を誓い合う日」とされています。100年程前にハートのマークが書かれた絵はがきがあることから、かなり前からアメリカでは愛を誓い合う日であったことは間違いないようです。

アメリカのバレンタイン・デーは、男性からも女性からも相手にちょっとしたプレゼントを贈る日とされています。英語ではVALENTINE’S DAY(バレンタインズ・デー)と言います。ワイン屋はシャンパンを宣伝し、映画館はラブストーリーの映画を封切り、チョコレート・ショップにはハート形のチョコレートが並んでいますが、日本のデパートのように大げさにはなっていません。

 全米小売協会の調べによりますと、バレンタイン・デーの贈り物はチョコレートやキャンディが48%、花が34%、洋服が14%の順だそうですが、問題は贈り物をするアメリカ人が多くないことです。僕の周りでバレンタイン・デーに贈り物をするのは、11歳の娘だけです。 

サンタモニカの小学校では、生徒が持ち寄ったチョコレートやキャンディを先生が集め、クラス全員に同じだけ配ります。いわゆる「義理チョコ」です。会社で義理チョコを配るアメリカ人を僕は知りません。どちらかというと、ハロウィーンのように子どものイベントになっているような感じです。

個人的な意見ですが、バレンタイン・デーのマーケットが世界で最も大きいのは日本ではないかと思います。また、日本では男性が女性にお返しするホワイトデーが3月にありますが、これは日本だけの習慣です。ちなみに1928年以降バレンタイン・デーは株式相場の代表的な指数であるダウが3分の2の確率で下がるそうです

[February 14, 2011] No 010351

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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