2分でわかるアメリカ

2010/03/26松井・ゴジラ・MATSUI


松井秀喜がブレイク
 ロサンゼルス•タイムズのスポーツ欄に、オープン戦ながらエンゼルス移籍後の初ホームランを打った松井の記事が大きく掲載されました。記事をよく読むと、ホームランを放った打席の初球はファウルで、ボールが場外のメルセデスCL600に当たったそうです。この高級車の持ち主は、エンゼルスのオーナーであるアルテ・モレノ。派手にヒビが入ったフロントガラスを見たモレノ氏は「問題ない」と言って笑いましたが、松井は「逃げます」と早々に球場を後にしたそうです。

松井が移籍したエンゼルスは、ドジャースと比べ知名度が低く、人気がありませんでした。しかしモレノ氏が、入場料や場内で販売するグッズの値段を大幅に下げたほか、名前も「ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムと誰でも認識できる都市名を頭に付けたことで、人気が出始めました。チームの活躍もあって、今では平均4万人の観客を集める人気球団に成長しました。まさにモレノ氏のマーケティングの力です。松井を獲得したことで、更なる経済効果を狙います。


  松井の経済効果は、イチローや松坂より大きく、一説では「日本円で100億円規模の効果」があるそうです。ヤンキース・スタジアムに広告看板を出していた日本企業は、すでにエンゼルスの球場に引っ越しましたし、旅行代理店は、ディズニーランド観光をセットにしたツアーを売り出しています。Tシャツをはじめとする松井グッズも充実しています。

エンゼルス・スタジアムで迎える4月6日の開幕2戦目は「ゴジラの日」となり、松井のネームと背番号が入ったフリースポンチョが配られるそうです。松井を迎えたロサンゼルスの日本人社会、今年は大いに盛り上がりそうです。

 ところで、「野球と日本人」をテーマにした映画にエグゼクティブ・プロデューサーとして関わりました。次の機会に、お話させていただきます。


[March 25, 2010] No 01019


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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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