2分でわかるアメリカ

2011/02/05iPhoneは別会社だと切れないか


iPhoneで話していて途中で通話が途切れた経験がありますか。

僕はiPhone4を使っているのですが、通話が頻繁に途切れます。ひどいときは、ソフトがフリーズしてしまって、電源を落とさないとコールバックできないことすらあります。僕の友人も同様の経験をしていて「iPhoneのネット接続は1流でも電話機能は3流」などと言っています。

アメリカ市場では、携帯電話第2位のAT&TがiPhoneの販売を独占してきましたが、来週10日から携帯最大手のVerizonも販売を開始します。オンラインでの受付が3日からはじまったのですが、Verizonのサイトがパンク寸前になるほど、注文が殺到しています。

当然、AT&Tから携帯のアンテナが多く、カバーするエリアがきめ細かいVerizonに乗り換えようと考える人が多くいます。僕もそのひとりです。果たして携帯会社を変えるとiPhoneでの通話は途切れなくなるのか。

答えはイエスです。全米での発売を前に、Verizonは一部の記者に電話を体験してもらっているのですが、ニューヨーク・タイムズの記者は、ニューヨークとカリフォルニアでiPhoneの「途切れ具合」を比較しました。

それによりますと、サンフランシスコ市内を運転中に30分間通話をしたところ、AT&TのiPhoneは4回通話が途切れましたしかしVerizonのiPhoneは一度も途切れませんでした。ニューヨークでもほぼ同様の結果が出ました。ただ、ロサンゼルスの空港では、VerizonのiPhoneでの通話が一度だけ途切れたのに対し、AT&Tは途切れませんでした。これは、AT&Tの方が、ロサンゼルスでのカバー度が高いためです。

AT&TとVerizonのiPhone4は、ほぼ同じスペックでプランもほぼ同じです。でも、大きな違いがひとつあります。AT&TはGSM方式、VerizonはCDMA方式です。普段使っている分には違いがないのですが、GSMが220カ国で使えるのに対し、CDMA方式は40カ国でしか対応していません。

国内派なら断然Verizon国際派はAT&Tで我慢する、というのが僕なりの結論です。いずれにせよ、選択肢が広がり、競争が働くのは良いことだと思います。

iPhoneに関してもうひとつ。VIBERというアプリ、すごくいいです。スカイプのようなIP電話だと思うのですが、通話が途切れにくいです。ただ、iPhone同士しか使えないのが難点です。

[February 04, 2011] No 010345 
 

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2019.01.19 更新NY連銀総裁の警告不法移民を減らし、麻薬取引や人身売買などの犯罪を撲滅するためメキシコとの国境にスティール製の壁を建設するとのトランプ大統領の公約。国境警備の強化には賛成するもの…
  • 2019.01.18 更新ウォール街、株強気派増える17日のニューヨーク株式マーケットでは、モルガンスタンレーの決算が予想を下回ったことなどが影響し売りが先行しました。ただ、下げ幅は限定的。後半の取引で上昇に転じ…
  • 2019.01.17 更新メイ首相続投、5つのシナリオメイ首相が提示したEU離脱協定案の賛否を問うイギリス議会下院の投票が15日夜実施され、反対多数で否決されました。メイ首相が率いる与党・保守党からはEU離脱派と残…
  • 2019.01.16 更新政府閉鎖のネガティブ効果メキシコ国境の壁建設の予算をめぐるトランプ大統領と民主党の対立が続いています。解決に向かう兆候はまったくみられません。9つの省庁の予算が切れ、政府機関の約25%…
  • 2019.01.15 更新破たんした電力会社、どうなるカリフォルニアで起きた山火事をめぐり、一因をつくったとされる電力大手PG&Eが今月29日にチャプター11(日本の民事再生法に相当する連邦破産法第11条)の適用を…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカがわかる)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ