2分でわかるアメリカ

2011/02/04米国人がチーズバーガーを食べなくなる日


僕が日本人で妻がロシア人、ブリュッセルにも住んでいたこともあるため、うちの家族には、世界中から友人や知人が訪ねて来ます。アメリカを初めて訪れた友人は、日本人はもちろん、ロシア人もイギリス人もオランダ人も「こんなに太った人を一度に見たのは生まれてはじめて!」と口を揃えて言います。

アメリカでは大人の3人に2人子どもの3人に1人が太り過ぎか肥満とされています。チーズバーガー、フライドポテト、ピザや特大サイズのコーラなど、アメリカ人が日常的に食べる食事は高カロリーのものが多いことが指摘されています。そんなこと前からわかっていると思いますが

こうした中、アメリカ連邦政府は今週「アメリカ人の食事ガイドライン」を発表しました。塩分の摂取量を減らし、フルーツや野菜をもっと食べるよう国民に求めたものです。低脂肪の乳製品やシーフードを食べることを勧めています。

「食事ガイドライン」が発表されたのと時期を同じくして、フランスの国営研究機関が「高齢者の肥満は記憶喪失の可能性を高める」という論文を発表しました。肥満が気になるアメリカの新聞、USAトゥデイが大きく取り上げました。肥満の人が記憶を失う可能性は正常の人より20%高いそうです。

オバマ大統領のミシェル夫人は、母親であることもあって、子どもに健康的な食事を与える活動を積極的に展開しています。「何を食べるかは国民が決めること」と野党共和党は、ミシェル夫人の活動を批判しているそうですが、「記憶をなくさないため」というと説得できるかもしれません。それより、チーズバーガーより日本食を食べるのが良いと考えるのですが。  

[February 03, 2011] No 010344

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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