2分でわかるアメリカ

2011/01/29景気改善が少し感じられます


ニューヨークや東京と違いロサンゼルスはクルマ社会。どこに行くにもクルマです。結果として、歩く量が極端に減り、極端な運動不足になります。このため僕は、2カ月前から、サンタモニカの自宅からビーチ前のオーシャン・アベニューまで往復1時間を毎日歩くことにしています。

コースは、21番通りからモンタナ・アベニューを海に向かってひたすら西へ歩きます。モンタナ・アベニューは、ブティックやカフェがたくさんあるセレブなどにも人気の通りです。サンタモニカで最も賑やかなプロムナードという歩行者天国の商店街と違って、クルマがないと行きにくいため観光客はほとんどいません。歩いている人はほとんどが地元の白人です。

モンタナ・アベニューは、景気の影響をあまり受けないとされていたのですが、金融危機が直撃、ブティックやセレクトショップの多くが閉店を余儀なくされました。レストランやカフェにも空席が目立ちました。

僕が歩き始めた去年の12月は、年末商戦の最中にも関わらず、人が少なく「景気の悪さ」を感じたのですが、最近少し変わってきました

「プラネット・ブルー」という値段が高いものしか売っていないブティックが混みはじめ、ネールサロンは満席の日もあります。R+Dキッチンというレストランは、路上まで人が溢れています。

去年の後半からアメリカの経済指標が改善、景気の先行指数とされる株式相場が大幅に上昇しました。 
 
その反面、レストランはガラガラ、収入が激減した知り合いが大勢いるなど、体感する景気とのギャップがありました。

もちろん、モンタナ・アベニューには、借り手が見つからない空きテナントも多く、まだまだ景気が回復したというにはほど遠い状況です。でも、少し上向いてきた感じがします。

[January 28, 2011] No 010340

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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